綿密な事業計画が起業成功の秘訣
家族の理解を得たことで,会社の独立支援制度を利用し,乗馬クラブ経営の準備に入ることにした。しかし,乗馬クラブの開業には通常,数億円はかかるといわれる。驚いたことに,それを長谷川さんは退職金などで用意した自己資金2000万円でスタートさせることができた。 「開発部出身だったので,事業計画を立てるのはお手のものだったのですが,総務や経理には暗い。それで,まずは習志野市で開かれた商工会主催の『創業塾』と,中小企業大学の『創業支援セミナー』に1週間ずつほど通いました。ここで事業計画の作り方,融資の受け方など学びました」。
また,ここで知り合いになったコンサルタントの先生から,乗馬クラブの用地の提供者まで紹介してもらうことができた。その地主はゴルフ場を経営しており,ゴルフ場に隣接する土地を年間30万円で借してくれたのだ。クラブの建物は建設会社が残した現場事務所を流用。什器は会社の統廃合で不用になったオフィス家具を,廉価で譲ってもらうことができた。 会社での経験もあって,事業計画づくりは綿密に行った。事業計画は標準的に算定したものと最悪のケースの2種類を融資先に提出。その計画の確かさが融資額のアップにつながり,金融公庫からは3000万円ほどの融資を受けることができた。
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