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本当にやりたい仕事って何
大手企業部長職,メルマガ発行人など4つの顔を持つ男<その2>
2005/09/27

 大手企業に勤めながら,著者であり,大学講師であり,メルマガ発行者であり…と,バラエティに富んだ社外活動を行っている松山真之介さん(51歳)。今回は,松山さんが提案する定年後を見据えた活動の始め方,取り組み方を紹介しよう。

 定年になってから「さて,何をしようか?」と考える方は多いだろう。しかし,せっかく自分の思うとおりに,自分のために使える時間が持てるのである。できれば,定年前から何かを始め,退職後はその活動に打ち込んだほうがいい。だが「何を始めたらいいのか?」と悩む人は多い。

まず自己表現できることを見つける

 「まずは,なんでもいいから自己表現してみるといいと思います。昔に比べると今は自己表現できる場はものすごく増えています。僕がやっているメールマガジンもそのひとつですし,ホームページもある。もっと簡単にできる方法としてはブログもあります。何でもいいから,まず何かの媒体を使って,自己表現してみることからスタートするといいと思います」。

 しかし,会社に籍があるうちは定年後のことに思いが至らない。むしろ,考えたくないとうのが本音というもの。まだ,どのように会社生活とやりたいことを両立させればよいだろうか。

 「具体的な目標を持つといいかもしれないですね。今の自分をもう一段向上させるには,どしたらいいか。たとえば“セミナーの講師になる”とか。いきなりどこかで講演会を行う講師にならなくたって,会社の中にはその機会はいっぱいあります。

 たとえば人事から『新人研修の場で何か話しできる人はいないか?』という依頼があったときに,『やります!』と手を上げてみる。それだって,りっぱなセミナー講師です。会社に何十年もいれば,その人にしか語れないものは絶対にあるんです」。

 なるほど! しかし,例えば,事務畑や技術畑などの経験が長く,あまり話すことが得意ではない人には,どんな道があるだろうか。

松山真之介さん

 「人前で話すということは,当然,聞いてもらうためにいろいろな工夫をしなければなりません。テーマを選んだり,企画することもが必要です。それも一つの向上です。また,たとえば『会議を必ず1時間で終わらせるコツ』というテーマを選んだら,面白く聞いてもらえる準備が必要ですよね。準備をしている段階で不安に思ったら,周囲の人を捕まえて,聞いてもらえばいいんです。その反応で内容を変えていけば,いい話ができます。評判がよければ他部署からもお願いされるようになるでしょうし,もっと評判になれば他社からも依頼が来るかもしれません」。

 自己表現は自己満足ではいけない。聞く相手,見る相手がいて成り立つものだから,自分が話す内容を客観視する訓練は不可欠だ。

 「ブログやメルマガにしても,社内の研修にしても『あ,この情報欲しかった!』と人に思われるネタを探して提供することは重要ですね。でも,難しく考えることはないんです。たとえば『夫婦ゲンカの仲裁の仕方』,『異業種交流会で目立つためのコツ』とか。まだ誰も発表していなくて,その人しか持っていない材料は絶対あるはずです。まずは,とにかく始めてみましょう。それが第一歩です」。

 松山さんが考えるには,「本当に求められているテーマだったら,発表する前から反響があるはず」とのこと。友人にちょっと話してみた段階で「それ,いいね!」という反応が返ってくるものは,あなたにしか語れない“宝”なのだ。それを磨き上げていけば,定年後は,人気講師になっているかもしれない。本の著者になっているかもしれないというわけだ。

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