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本当にやりたい仕事って何
団塊/シニア世代の新しい働き方“派遣”<その2>
2005/07/07

 その1では,シニア派遣の現状,活用分野,仕組みなどについて解説した。今回は,働く側からみた場合の利点や問題点を探り,“派遣”は果たして,団塊/シニア世代にメリットのある働き方かどうか,どのような心構えで働く必要があるのかを探ってみた。

自分の都合で仕事が選べる

 派遣に登録すると,自分で就職活動をしなくてすむ。また,職種や仕事内容も都合に合わせて選べる。希望の就業先を探すことの難しさに直面する団塊/シニア世代にとって,このプレッシャーから逃れられることは大きなメリットだろう。勤務条件も多彩だ。勤務日数は,派遣先の事情により1年間,半年,3カ月などさまざま。週5日のフルタイム勤務から,週3日,週2日などいろいろとあり,勤務時間も必ずしも午前9時から午後5時までではない。

 例えば,3カ月フルタイムで働いて,その後1カ月くらいは海外でロングステイ,あるいは,週のうち3日だけ勤務し,残りは趣味や社会貢献に生きるということも可能だ。当然,勤務地も選べる。現役時代は,生活を会社に合わせるしかなかったが,今度は,自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるということだ。

 もうひとつ大事なのがサポート体制。人材派遣会社の多くは,それぞれ登録社員をバックアップするための福利厚生サービスや研修制度を整えている。退職と同時に,そうしたサービスの権利を失うリタイア世代にとってはありがたい。サポート体制が充実しているかどうかは,登録先を選ぶ際の大切なポイントである。

 派遣会社の主な福利厚生サービスには次のようなものがある。

 ・社会保険:健康保険,厚生年金,雇用保険,労災保険
 ・健康診断
 ・有給休暇
 ・各種保養所,旅行割引,宿泊施設・レジャー施設・金融商品など
 ・資格取得奨励金支給
 ・年金相談

 ただし,交通費の支給,賞与や退職金はないことを理解しておきたい。サービス内容は派遣企業によって異なり,期間・勤務日数・期間などが一定の基準を満たすことを条件にしていることが多いので,説明会やWebサイトなどでしっかりチェックする必要がある。ちなみに,パソナでは大手町本社ロビーにあるコーヒーショップは登録社員が無料で利用できるそうだ。こうしたちょっとしたサービスも意外に嬉しいものである。

 資格取得や仕事に役立つ研修も用意されている。パソナでは,現在2053もの講座を揃えた「パソナカレッジ」 http://www3.pasonet.ne.jp/skillup/search.php?mode=1を開講している。語学やビジネスといったカテゴリー,通学か通信講座かなどの学習スタイル,費用などの条件を考慮して受講することができる。シニア向けのパソコン教室もある。受講料の補助もあるので,現役時代にやり残したスキルアップに励むのもいいのではないだだろうか。

 しかし,もっとも心強いのはアドバイスを受けられることだろう。新しい仕事先では慣れないことに戸惑うことも多く,相談できる相手は少ない。また,後でも述べるが,双方の思惑の違いでさまざまなトラブルも起きる。派遣先には話しにくい内容でも,派遣会社に間に入ってもらうことで,トラブルの解決につなげることができる。

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