5年後の自分の姿をイメージ
―― 最後に、皆さんそれぞれが5年後にはどうなっているか、どうありたいかをお話いただけますか。 A氏: 母親の介護がようやく終わっていると想定しています。夫婦の自由時間が確保できるので、夫婦二人で行う共同作業、共同行動に力を入れます。共同作業は、シニア旅行アドバイザーとか、外人向けリサイクルショップなど、妻がやりたいと願っていること。共同行動は、古くからの知人を訪ね歩くような長期の海外滞在です。 現在の独立系FPの仕事も、もちろん継続中です。自分の時間を自由に采配できる個人事業の特典をフルに生かした生活を目指しています。FPという仕事は日々勉強が大切なので、相変わらず頭をフル回転させながら、複数の事柄を同時に行っている忙しい姿。それが5年後の自分です(笑)。 B氏: 理想としては、会社を退職しても4~5年は社会活動を続けたいと思います。でも、宮仕えをする気はないので、社労士の資格を活かして、ボランティア的に年金、保険、労務相談活動をしたいです。個人生活では、健康でいて、パートナーとの国内外の旅行、絵画鑑賞、そば打ち、友人とのゴルフなどのスポーツが続けられていればいいなと。それから、フェルメールの絵が好きで、今まで作品を32点まで鑑賞していますが、なんとか、あと4点を制覇したいですね。 C氏: 今と変わらず働いていながらも、仕事量は減らして余裕を有意義に使いたいと思います。これからの5年で新しい自分の世界を模索し確立していくことが目標です。地域貢献、社会貢献、趣味の拡大、金儲け(新しいビジネス?)とか。夫婦関係はケンカしながらも、お互いに自分の世界を持ち、なんとか維持していくでしょう。 D氏: 5年後にはちょうど定年を迎えています。雇用継続するか、退職するかの転機を迎える訳です。今のところ、どちらの選択をするかは5分5分。大切にしたいのは、やりたいことですね。それがあれば残り、そうでなければ辞めると思います。これから5年間の過ごし方次第ですが、社外での活動を充実させ、目処が立てば、早期退職をするのが理想です。しかし、住宅ローンなどの借金返済があり、現実は厳しいですね。 E氏: 現在と確実に変わっているのは、孫がいること。妻は孫中心の生活をしているだろうから、ゴルフとギターの仲間を大切に老いをはねのけ、ますます自分中心に楽しみを見出していると思います。10年後は、体力が変化していると思いますね。小田原界隈の温暖な海のそばに小さな家を設けて、妻と犬と静かに時をすごしているかな。20年後、どちらか一人になっているかも知れない。その頃に、終の棲家に入居できるように備えをしておくのが、私のライフプランでしょうか。 ―― 本日はありがとうございました。 (松本すみ子=アリア/シニアライフアドバイザー)
筆者プロフィール
松本すみ子(まつもと・すみこ) 早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。 IT業界で20数年、広報、販促、マーケティングを担当。 2000年、団塊/シニア世代の動向研究とライフスタイルの提案、コンサルティング、執筆などを主要な事業とする有限会社アリアを設立。2002年9月、シニア世代の仲間づくり・活躍の場づくりの会「おとなのオピニオンコミュニティRyoma21」を主宰。2007年、NPO法人シニアわーくすRyoma21となる。日経BP社の情報サイトnikkeiBPnetにて「団塊消費動向研究所」を連載中。著書に、「そうだったのか!団塊マーケット」、「心理系の仕事を見つける本」などがある。
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