A氏: 昔はうつ病なんか、そんなになかったですよね。今は石を投げれば、うつ病にあたるというくらいの社会現象になっている。 D氏: 組織も弱くなったということがあると思うんですよ。昔はそういう人が生まれにくかった。発生しても、言われなくても周りがカバーしていた。今は、プライバシーの関係で、部下のこともあまり聞いちゃいけないんですよね。昔なら、家族構成とか話すじゃないですか。今、若い人はプライベートなことは話さないですよ。 A氏: 前は年賀はがきを送るとかで、会社で住所録を作りましたね。今は、止めようと言う。私はもう退職するからいいやと思ったんだけど(笑)。過剰ですよ。 D氏: リスクはつぶすんですよ。「これやっちゃうとひっかかるかもしれないぞ、じゃあ、止めとけ」となる。止めるのばっかりで、お互いの関わりがなくなってきていますね。 B氏: パワハラもそうですね。ものづくりの現場では朝礼があります。一人ずつ順番に持ちまわりで話をするわけですが、中に声の小さいのがいる。で、班長とか係長とかが「お前、声が小さいぞ!もっと大きな声で話せ」と言ったら、パワハラで訴えられた(驚!)。それをパワハラとして取り上げていたら、教育にならない。個人攻撃でもないし、毎日いじめられているわけでもなく、たまたま、その日に注意を受けたというだけ。でも、それで本人がうつ病になったら、大変なわけです。 ―― いいかげんのよさも知っているわれわれ年代がいなくなったら、結構怖い社会ですね。
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