
![]() 2009/07/28
アラウンド定年座談会の2回目。前回は、定年や仕事にどのような思いを抱いていたかが話題の中心だったが、今回は仕事人生を振り返り、家族、特に、定年後の妻とのコミュニケーションに多くの時間を割いた。定年後の妻の存在感はいやがうえにも増すようで、妻への心配りを重視するいじらしい夫の姿も浮かぶ。 定年後の生活に関しては、すでに定年を迎えた人と、まだ現役で予想の域にいる人との間に、多少の意識と現実感の差はあるようだ。リタイア組のリアルな話には大いに盛り上がった。 いい時代に働き、仕事は面白かった
E氏: 私は会社を去るに当たって、後輩に仕事を譲る時、やっぱり未練が残りました。もちろん、今はもう違いますが。株を持っているので、頑張ってほしいとは思っています(笑)。でも、中には未練がましく、会社ばっかり見ているOBがいますね。たまにOB会の集まりに行くと、「今度誰が担当していると思う? あいつがやっているんじゃ、ろくなことにならない」とか、そんな話になっている。面白くないですね。 A氏: 私にもOB会の通知がきました。開いて、即、欠席って返信(笑)。イメージが浮かぶんですよ、昔の上下関係そのままで、先輩やら、上司が偉そうにいる場面が。 E氏: OB会は、必ず顔を出す人、たまに行く人、最初から行かない人といろいろですね。 D氏: OB会がなくなったら、何も残らない人もいるんじゃないですか。生きがいになっていて。 C氏: OB会って、ある程度会社が認めて、本人も会社のためにやったという意識のある人が熱心なんじゃないですか。そうでない連中は、あまり参加したいとは思わない。 仕事って、自分の中に到達点があって、道半ばで去ると、やり残し感が残るんだと思います。じゃあ、到達点はなんだというと、普通は自分のやりたいことができたとか、事業を任せてもらったとかでしょう? でも、銀行のような組織の場合、到達点は結局、出世なんです。私はそう思いました。それがだいたい40歳前後でわかるから、可能性がないとわかれば、次の人生を考えざるを得ない。 D氏: 銀行の世界って、そうなんですか? 人も多くて、組織ががっちり固まっていて、新しいことを開拓していくという部分が少ないからですかね。
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