ここから本文です
団塊世代のための定年準備講座
座談会 アラウンド定年・男たちの思い<その1>~男にとっての仕事とは、会社とは~
2009/07/21

 サラリーマンに課せられた宿命・定年。ハッピーリタイアメントと称し、退職後の悠々自適生活を楽しみにしているというアメリカ人でさえ、退職は5本の指に入るストレス要因だそうだ。まして、株式会社日本を支える「企業戦士」といわれた団塊世代前後の人々は、「定年」という現実を目の当たりにして、いっそう複雑な思いを抱いたのではないだろうか。

 多くの人たちが、大なり小なり、それを乗り越えて新たな人生のスタートを切っている。この座談会では、そんなアラウンド定年世代の男性5人に参加してもらい、会社という環境の中で何を考え生きてきたのか、定年をどう捉えたか、第2の人生をどう描いているのかを話し合ってもらった。第1回は“生きた証・仕事”を中心に話を進める。

参加者紹介

A氏: 61歳。早生まれなので、団塊の第一陣。57歳でもうやるべきことはないと早期退職し、ファイナンシャルプランナー(FP)として独立。

B氏: 62歳。60歳で定年を迎えたが、ちょうど再雇用制度が始まり、嘱託として継続雇用中。いまだにリタイアしたという意識は希薄。

C氏: 57歳。まだ定年年齢前の52歳で転職し、銀行員からコンサルタントに。もう退職金をもらっている。今の仕事は70歳くらいまでやれる。

D氏: 55歳、現役。49歳のときに役職を外され、10年ほど早く第2の人生を考えざるを得ない状況に。将来に備えて、資格取得や仲間作りに力を注ぐ。

E氏: 65歳。定年後も会社にいられるはずが、リストラの時期と重なり、規定どおり60歳で定年に。その後仕事はせず、NPOや仲間との活動に参加している


定年を意識したとき

―― 定年というのは、いつ頃から意識しましたか。

D氏: 私は49歳で、部長職から一介のマネージャーに降格されたこともあって、そういえばもうあと10年しかいないんだなあと意識しました。「ところで、自分はいったい何ができるんだ?」と。営業マンというのは、人と接して、何かをまとめ上げる仕事。要は組織があって、成り立つものなんですね。組織がなくなると、ミノムシが裸になるようなもので、何にもない。それで、何かをしなければと思いました。

A氏: 52歳の頃、社員向けの定年準備セミナーがあって、70歳の自分の姿を書けといわれました。結構、すらすら書けて、それが先のことを考えてみようというきっかけに。そして、二度目の海外駐在をしたときに、人生観が変わりました。53歳頃に戻ってきまして、55歳頃に第2の人生の方向が明確になり、その2年後には辞めることになりました。


1ページ 2ページへ 3ページへ 4ページへ 5ページへ 6ページへ 次のページへ
この記事のバックナンバーを読む
「セカンドステージ マガジン」 配信開始
セカンドステージでは,HTMLメール「セカンドステージ マガジン」の配信を始めました。毎週1回水曜日に配信いたします。
サイト上の更新情報やイベント,セミナーの情報をお送りするとともにメールならではの特典,イベントの提供をいたしていく予定です。
メール配信をご希望の方はこちらのページからで配信登録をお願いします。

→バックナンバーはこちら

セカンドステージ メールマガジン
サイトマップを見る
セカンドステージ連載一覧


日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る