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団塊世代のための定年準備講座
雇われない働き方・起業をめざす<その12>~NPOって、どうやって稼いでいるの?~
2009/03/24

 前回は、主にNPOが活動できる可能性のある分野を調べてみた。今回は、儲かっているNPOはあるのか、どのように稼いでいるのかなどを、具体的なNPOの活動を見ながら探ってみよう。また、NPOへの支援策にも少し触れてみたい。

パソコンが活動のきっかけに

 NPOの先駆けとして、また模範となる活動を行っているNPOとして、まず紹介したいのは「シニアSOHO普及サロン三鷹」だ。もともとは1999年に有志がパソコン勉強会を立ち上げたことから始まった。当時、三鷹市は「SOHO CITYみたか」構想を打ち出しており、その支援施設に入居したことがきっかけで、経産省の認可団体が募集していた「情報システム活用型シニアベンチャー等支援事業」に応募する。

 その顛末は以前、初代理事長の堀池喜一郎さんを紹介した「デジタルと古典の融合」にも書いた。この時、助成金としてもらった500万円を元にNPO法人としての活動がスタートした。うっかりすると、その500万円を使い果たして終わってしまうところだが、このNPOは違った。

 ホームページを見てもわかるように、その活動はパソコン教室にとどまることなく、今では訪問サービスやホームページ制作、調査事業、さらにはシニアの社会活動のマッチング事業を行う「三鷹いきいきプラス」や55歳以上の求人・求職を支援する無料職業紹介所「わくわくサポート三鷹」の運営を受託するまでに発展している。

 もちろん利益をしっかり確保し、年々事業は拡大しているという。秘訣は、地域のシニア人材に広く呼びかけ、その力を活用したこと。また、ボランティアではなく受益者からきちんと対価をもらい、働いた人が適切な報酬を得る仕組みを確立したことにある。そして、なにより自治体との協力関係を築けたことが大きい。


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