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雇われない働き方・起業をめざす<その9>~仲間との起業は成功するか~

退職したエンジニアと企業をマッチング

 研究職や技術系の人たちが、自分たちの技術を活用するために作った仕事紹介ネットワークもある。きっかけは、退職した化学関係のエンジニアが集まった時に、自分たちの意欲と能力を生かせる場を創れないだろうかと話し合ったことだった。

 今まで身につけてきた技術を定年退職したからといって、無駄にするのは実にもったいない。一方で工業界では、必ずしも技術伝承がうまくいっていない。人材が不足で、解決すべき課題に直面している会社も多い。そういう企業側のニーズと個人側のシーズを結びつけたらどうだろうか。

 こうして、退職したエンジニアと企業とを結ぶマッチングシステムが立ち上がった。技術を提供したい会員と技術者がほしい会社の双方から会費をもらって運営し、交渉が成立すると、成功報酬も手に入る。このグループも定年後の企業だから、仲間同士のコミュニケーションが何より大事だ。

 仲間との起業は定年後のゆとりある生活の中でこそ、うまくいきそうな気がする。本当の意味で仲間になれるのは、損得をいったん越えた定年後だということなのだろう。


(松本すみ子=アリア/シニアライフアドバイザー)
筆者プロフィール

松本すみ子(まつもと・すみこ)
早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。
IT業界で20数年、広報、販促、マーケティングを担当。
2000年、団塊/シニア世代の動向研究とライフスタイルの提案、コンサルティング、執筆などを主要な事業とする有限会社アリアを設立。2002年9月、シニア世代の仲間づくり・活躍の場づくりの会「おとなのオピニオンコミュニティRyoma21」を主宰。2007年、NPO法人シニアわーくすRyoma21となる。日経BP社の情報サイトnikkeiBPnetにて「団塊消費動向研究所」を連載中。著書に、「そうだったのか!団塊マーケット」、「心理系の仕事を見つける本」などがある。
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