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団塊世代のための定年準備講座
雇われない働き方・起業をめざす<その8>~夢をかなえる“ファミリー・ビジネス”~
2009/01/27

 夫婦で起業する。若い世代には増えているようだが、中高年世代には“いまさら”という気分があるのではないだろうか。ただ、何かを始めるなら女房と一緒にと思っている団塊男性は少なくないという気もしている。なにしろ、元祖・友達夫婦なのだ。

 夫唱婦随だけでなく、中には婦唱夫随もある。子供たちだって協力してくれるだろう。決して楽ではないにしても、共に働くという新鮮な喜びが感じられるに違いない。

妻のやる気がポイント

 起業しようと決心したとき、もっとも頼りにし、もっとも理解してもらいたいのは配偶者だろう。ただ、日本の男性は、何をするかということも含めて、一人でさっさと決めてしまってから、妻に話すことが多い。妻がすんなり理解できればいいが、そう簡単ではない。

 60歳を機に、地ビールとパンの手作り工房を始めた夫婦の場合もそうだった。まだ働こうと思えば働けたのに、夫はもう煩わしい職場はいやだと、故郷で起業することを決めてしまった。突然、そんな話をされた妻は納得できない。相談というよりは、もうすっかりその気だし、将来への不安も押し寄せる。

 夫も後には引けない。機材や資材の調達と製造法の勉強などを始め、着々と準備をして、とうとう起業してしまった。オカンムリの妻は一向に手伝おうとしない。実は、夫は妻の労力をかなり当てにしていた。多少は文句をいっても、結局は手伝ってくれるものと、タカをくくっていたのだが、甘かったことを思い知る。

 夫はそのうち売り上げを増やそうと、ビール酵母でパン作りも始める。慣れない手で生地をこね、パンを焼くが、料理などしたことのない夫、とても売り物になりそうもない。見かねた妻がついに「あなたには任せておけない」と言い出した。


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