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団塊世代のための定年準備講座
雇われない働き方・起業をめざす<その5> 〜起業するか、しないか、その判断基準は?〜
2008/12/16

 以前、生涯現役でいたいなら、起業を志すことも大事、こんな時に信じられるのは、何よりも自分自身の意欲と力だと書いた。とはいえ、定年後の大きな失敗は許されない。悲惨な老後になりかねないリスクを背負うなら、止めておこうと思うのも無理はない。

 では、やっぱり起業しようと思う場合と、ここはやはり止めておこうと思う場合の分岐点はどこなのだろうか。闇雲に起業を目指すのも、臆病風ばかり吹かせてチャンスを逃すのも、どちらもつまらない。今回は、どちらの方向に行くべきかと悩んだときに、どう判断したらいいのかを考えてみた。

定年後の“再雇用切り”も?

 その前に、気になる点を一つ。最近は毎日のように、リストラだ、派遣切りだ、内定取り消しだというニュースが流れている。2000人、1万人という人員削減規模の大きさは大企業だからこその数字。まるで、バブル崩壊後に、やはりリストラの嵐が吹き荒れた2000年前後の時代に逆戻りした感がある。

 では、定年後の再雇用はどうなるのだろうか。2006年に改正高齢者雇用安定法が施行されて以来、定年退職者の再雇用は着実に進んできた。厚生労働省が07年に発表した調査では、常用労働者30人以上の企業約4000社の9割が、再雇用制度を導入済みだった。引き続き働きたい団塊世代は、この法律により、いったんは救われたかに見えた。

 しかし、正社員でさえ数千人規模で削減され、新卒は採用しないという状況では、定年退職者の処遇だけが手付かずというわけにはいかない。リストラ、派遣切り、内定取り消しに隠れて表には出てきていないが、定年退職者の再雇用プランにも変化があって当然だ。いったん再雇用され、契約期間が残っている人にも、“再雇用切り”のような状況が生まれるのではないだろうか。

 再雇用という“ひとまず安心プラン”で行く予定だった人生設計も見直さなければならない人が増えそうだ。どうあっても再雇用・再就職に期待をかけるか、思い切って起業するか、とりあえずは先を探りながら悠々自適生活を決め込むか。よく考えることだ。


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