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団塊世代のための定年準備講座
定年後の働き方を考える<その10>~表に出にくい定年後再雇用のトラブルとは~
2008/09/02

 2007年から始まった団塊世代の定年退職も、9月で1年半が過ぎる。団塊の定年予定期間はもう半分が終わったことになる。「改正高齢者雇用安定法」の恩恵もあり、サラリーマン生活を継続できてほっとしている人は多いのではないか。だが、再雇用に至らなかった人も少なくない。一方、再雇用されたものの、環境や処遇に満足できず、うつうつと過ごしている人、早くも辞めてしまった人もいる。たった1年半でも、人生は悲喜こもごも。

 これから定年を迎える人にとっては、先に定年を迎えたご同輩たちが、どのような再雇用の問題やトラブルに直面したかということは、大いに気になるのではないだろうか。今回は、再雇用時のトラブルについて調べてみた。

定年再雇用拒否を提訴

 先に定年を迎えた人に関する情報は、意外に知る機会が少ない。会社のネットワークがあるとしても、そこに所属しているからこそ辿れるのであって、外れた人の情報は集めようがない。また、再雇用時に何かトラブルがあっても、会社は表立って発表しないことが多いし、当の本人は他人には知られたくないという気持ちが先に立ち、あきらめて口をつぐんでしまう。

 こうして、定年後の再雇用に関するトラブルはなかなかつかめないのだ。しかし、最近は少ないながら、そうしたトラブルに関するニュースや情報が目につくようになってきた。そのひとつが「定年再雇用拒否は違法」と仙台の男性が会社を提訴した例だ。

 訴えによると、男性は2007年12月末に定年退職。高齢者雇用安定法に基づき、会社に雇用延長を求めていたが、会社が再雇用の基準とする人事考課の水準に達していないという理由で拒否された。男性側は、その規定で定年者が再雇用された例はなく、高年齢者排除の意図は明らかだと主張している。

 この例は裁判で抗争中なので、どちらが正しいかはまだなんとも言えない。しかし、定年退職者の再雇用よりも、できればアルバイトを雇う程度ですませたいと思っている企業があることも事実だ。

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