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団塊世代のための定年準備講座
定年後の働き方を考える<その9>~“手帳が埋まらないと不安”症候群に陥らない~
2008/08/26

 就職が決まって、晴れ晴れしさと満足感と嬉しさでいっぱいになる。この思いは、新卒の若者に限らず、定年後の再就職でも同じである。自分の力や能力がまだまだ社会の役に立つことが証明され、収入の道も確保されるのだ。これほど充実感を感じることは、そうあるものではない。

 そのためか、張り切るあまり、現役時代と同じように、または、それ以上に仕事に重きをおいてしまう人も少なくない。しかし、定年後の働き方にこそ、働くことと自分の人生を楽しむことの調和、つまり「ワークライフバランス」が必要だ。今回は、定年後のワークライフバランスについて考えてみたい。

定年後こそ大事なワークライフバランス

 以前、日本以外の国では、定年後はすっかり仕事から離れて、ボランティアや趣味などで悠々自適な生活を送りたいと思っている人の方が多いという調査結果を紹介した。

 とはいえ、私も日本人だからだろうか、それだけでは、つまらないなあと思う。人生には、適度な緊張感のある公な立場・仕事と、自分自身をリラックスさせてくれる個人生活・趣味・楽しみの両方が必要だ。両方のバランスが取れてこそ、豊かな生活ではないだろうか。

 そもそも適度に働くことは、体にもいい。ご存知、聖路加国際病院理事長で、96歳になっても衰え知らずに働いている日野原重明先生は、日経ビジネスの第2特集「労活経営」(2008年6月30日号)のインタビューで、65歳以上の人を安静にさせると骨粗しょう症になると語っている。

 最近の研究では、少々熱が出た、下痢をしたくらいで寝込んだりしないで、起きてテレビを見たり、本を読んだり、人に会ったりする方が老化しないということがわかってきたのだそうだ。これは体だけでないだろう。頭も心も同じことだ。日々、刺激を受けてこそ、活性化され、元気でいられるというものだ。

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