
![]() 2008/07/22
前にも書いたが、厚生労働省が2007年10月に発表した調査では、「改正高齢者雇用安定法」の効果もあり、なんらかの再雇用制度を設けた企業は9割を超えている。また、近頃は、60歳以降の求人数も少なくないという。実際、むしろ求人はあるのに、応募がなくて困っているという話も聞いた。 一方で、60歳過ぎてからの再就職は難しいという声がある。この差はどこから生まれるのだろう。求職者が自らイメージする定年後の働く姿と、求人側の環境や処遇には、ずれやギャップがあるからではないだろうか。今回は、定年後も働きたい人の意識と再雇用の現実について考えてみたい。 求人はあるのに人がこない
先日、ある自治体で団塊世代向けセミナーの講師をした。参加者が実際に活動につなげられるようにと、セミナー終了後は、ボランティアや生涯学習などといったテーマに沿ったブースを設けていた。いい機会なので、仕事情報ブースの担当者に話を聞いてみることにした。 会場となった施設には「はつらつワーク」という看板を掲げ、おおむね55歳以上の人の職業紹介事業や就職活動相談を受ける常設コーナーもある。壁には求人情報が50~60件ほど張り出してあった。小さな市だが、近隣の市や町からのものも含め、思ったより多くの求人があるなあという印象だ。担当者の求人情報収集の努力がうかがえる。ちなみに、担当者も同じリタイア世代である。
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