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団塊世代のための定年準備講座
定年後の働き方を考える<その3>~定年後も働いている人の実態は? 個別取材から1~
2008/05/27

 前回までは、一般的なデータや情報から分析した結果を紹介した。高齢者雇用安定法などにより、「再雇用」という形で定年後も働く人が増えたものの、本人たちにとっての働く条件は、必ずしも満足いくものではないという状況がわかった。

 もちろん、100%満足のいく働き口などあるわけがない。特に、定年後の再就職では、なおさらのこと。少々条件が悪くても、働く場があるだけでも幸いなことと、自分自身を納得させるのだろう。しかし、もちろん、自ら就職活動を展開して見つけた人もいる。また、再雇用ながら、新しい制度の元で働きだした人もいる。

 ということで、今回と次回は実態を知るために、定年後も働いている人に、直接、質問をぶつけてみることにした。彼らは、何のために定年後も働くことを選んだのか、どんな条件や状況で働くことができ、何に気づいたのだろうか。

再雇用にも義理と人情がある

 個別の回答を分析する前に、こんなエピソードを紹介したい。ある中堅会社の社長に会う機会があったので、「貴社では、再雇用システムを採用していますか」と聞いてみた。答えは「もちろんあるが、まあ、ほとんど期待していない」というもの。さらに「1年経ったら、見直しだから」と、ショッキングな言葉が返ってきた。

 この社長によれば、実は「取引のある会社に、自社で使えそうな技術と経験を持ち、長い付き合いから人格や人間性もよくわかっている人物がいた。本来なら、外部からそういう人を再雇用したかった」とのこと。だが、結局、採用には至らず、その人は現役時代の会社で引き続き働いているという。とはいえ、その会社はその人物の能力を評価して離さなかったというわけでもないらしい。

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