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職金の使い道を考える<その4>~キャッシュフロー作成と住宅ローンの繰上げ返済~

 山田FPが属する「家計の見直し相談センター」もそのひとつで、金融機関に関係なく、多くの金融商品を提供することができ、相談者の状況に応じた適切なアドバイスをしてくれる。同センターの場合、相談料金は、住宅ローンの診断+簡易将来シミュレーションで21,000円。これで、将来の安心が確保できるなら、安いものだろう。そのほか、生命保険診断や資産運用診断、家計ドックなども行っている。

 これからは、こうした中立的で適切な診断を下せる独立系FPの存在が重要になるだろう。実は、定年前後にFPの資格を取る人は多い。FPの有資格者は全国に40万人もいるそうだ。ただし、日経新聞の記事によれば、その9割が金融機関や従業員、残りも大半が評論家業務にとどまっているという。確かに、筆者の知人にもFP資格取得者がたくさんいるが、実際に活動しているかというと疑問だ。

 すでにFPの資格を持っている人、定年後の資格取得にFPを考えている人は、今後、自らの体験を基に、同じ仲間のライフプラン策定と資金計画のサポートをするという道を選んではどうだろう。それは、定年後の収入を確保できる確立の高い方法でもある。

 さて、いくらプランをしっかり作っても、予期せぬ出来事が起こるのが人生。次回は、そうした場合の対処法を探ってみよう。


(松本すみ子=アリア/シニアライフアドバイザー)
筆者プロフィール

松本すみ子(まつもと・すみこ)
早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。
IT業界で20数年、広報、販促、マーケティングを担当。
2000年、団塊/シニア世代の動向研究とライフスタイルの提案、コンサルティング、 執筆などを主要な事業とする有限会社アリアを設立。
2002年9月、シニア世代の仲間づくり・活躍の場づくりの会「おとなのオピニオンコミュニティRyoma21」を主宰。
2004年、NPO法人おとなの暮らしと仕事研究所となる。 日経BP社の情報サイトnikkeiBPnetにて「団塊消費動向研究所」を連載中。
著書に、「そうだったのか!団塊マーケット」、「心理系の仕事を見つける本」などがある。
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