世界分散投資に注目
株価は上がり下がりするのが当然だから、一時的には大きく変動して損をしたように見えても、長期的にみれば平均化されて、変動リスクは小さくなる。投資には長期的な視点が必要なのだ。 もうひとつ大事なのは、リスクの分散を図ること。投資先によって、日本株、外国株といった株式投資信託と、外国債券や国債や社債などが中心の公社債投資信託、REITという不動産投資信託などがある。これらを組み合わせて持つことで、リスクへの安心感がより高まる。 話は少しそれるが、長期的な視点とリスクの分散は、お金の問題だけでなく、人生全般に必要な要素かもしれない。 具体的に、山田FPが注目しているのは世界分散投資。BRICSや中国などの急成長している国は大きなリターンが期待される。ただし、リスクも大きい。そこで、先進国と成長国の投資信託を組み合わせることで、比較的高利率で安全性の高い運用をすることができるのだ。 ただし、投資信託も初心者には簡単には選べない。FPなどの専門家に相談し、十分なアドバイスを受けるのが一番だ。 次回は、楽しみながら投資する方法、退職金で住宅ローンの残債は返すべきかなど、より具体的な運用方法を考えてみる。 (松本すみ子=アリア/シニアライフアドバイザー)
筆者プロフィール
松本すみ子(まつもと・すみこ) 早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。 IT業界で20数年、広報、販促、マーケティングを担当。 2000年、団塊/シニア世代の動向研究とライフスタイルの提案、コンサルティング、 執筆などを主要な事業とする有限会社アリアを設立。 2002年9月、シニア世代の仲間づくり・活躍の場づくりの会「おとなのオピニオンコミュニティRyoma21」を主宰。 2004年、NPO法人おとなの暮らしと仕事研究所となる。 日経BP社の情報サイトnikkeiBPnetにて「団塊消費動向研究所」を連載中。 著書に、「そうだったのか!団塊マーケット」、「心理系の仕事を見つける本」などがある。
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