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退職金の使い道を考える<その1>~わが家の総資産と支出を把握する~

 しかし、あるセミナーで、この金額を紹介したところ、「それは中規模以上の会社の場合で、実際の金額はもっと少ない」という意見が出た。だから、「がっかりさせないように、全体の平均額は900万円くらいといった方がいい」のだそうだ。しかし、いくらなんでも、その金額は低すぎるのではないか。このコラムの読者は比較的規模のある企業の管理職クラスが多いと思われるので、2500万円で話を進めていきたいと思う。

リタイア後30年の資金計画

 退職金2500万円を元手に、リタイア後30年の資金計画を立ててみよう。60歳に30年をプラスして90歳までの資金計画だ。「ちょっと待て!そんなに長く生きないはずだ」という意見もあるだろう。日本人男性の平均寿命は80歳弱だから、20年で考えればいいのではないかと。

 確かに、平均寿命は80歳前後なのだが、そのほかに平均余命という数字がある。これはその年齢に達したときに、あと何年生きる可能性があるかを示したもので、60歳の男性は22.41歳、女性は27.92歳だ。

 だから、男性もプラス20年では足りないし、女性にいたっては30歳くらいプラスしないと間に合わないのである。後に残された奥さんのことを考えれば、プラス30年は妥当なところだろう。

 さて、資金計画といっても、考え方の基本はいたってシンプルだ。まず、今持っているお金(資産)と入ってくる予定のお金(収入)を計算する。次に、出て行くお金(支出)を予想する。そして、差し引きして過不足を判断し、足りない場合は対策を考える。複雑な事情があるとしても、すべてはこの3段論法に集約される。

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