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団塊世代のための定年準備講座
ボランティアからコミュニティビジネスへ<その2>~定年後は社会貢献型ビジネスで“もうひと働き”~
2007/08/28

 「定年後にしたいことは?」という質問をすると、「ボランティア」と答える人が多いことは、以前のコラムにも書いた。しかし、仕事大好き人間が、いきなり奉仕の精神にめざめるかというと疑問だ。無理に「ボランティアがしたい」などと言わずに、素直に「自分はまだ仕事をして社会に認められたい」と言ってしまった方がいいのではないだろうか。

 というのも、ボランティアや社会貢献とビジネスは矛盾しないからだ。前回も紹介したように、社会起業家、コミュニティビジネスというやり方がある。これなら、ボランティアと仕事の両方を満たすことができる。今回は、コミュニティビジネスの典型的な形であるNPOの仕組みと、実際にコミュニティビジネスを立ち上げて、楽しみながら活動している人たちを紹介する。

「NPOは儲けてはいけない」という誤解
ボランティア仲間

 まもなく定年という人たちと話をしていたら、「NPOというのは、儲けたらダメなんだよね」という言葉が返ってきた。どうやら、NPOは無報酬、むしろ持ち出しで活動するものと思っているようで、だから、あまり魅力を感じないということらしい。

 誤解の元はNPOの名称に“Non-Profit”や“非営利”という言葉があることだ。これをそのまま受け取り、報酬はもらえない、利益を上げてはいけないと思い込んでいる人が案外多い。日本には現在、約2万ものNPOがあるが、相応の収益を上げて自立しているNPOは多くない。だから、余計にそう思われるのだろう。

 だが、これは大きな勘違いだ。NPOは寄付や助成金だけで成り立っているわけではない。NPOといえども、独立した事業体として事業を展開し、自ら稼いだ資金で自立しなければならない。であれば、NPOは儲ける必要があるのであり、そこで活動する人が報酬をもらうのは当然である。

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