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団塊世代のための定年準備講座
自分を取り戻せる場所「書斎」を整える<その2>〜リフォームから考える書斎づくり〜
2007/04/24

 前回は,自宅の中のデッドスペースになっている場所などを整理して,気に入った机や椅子を調達し,書斎として整える方法を考えてみた。この場合は,家具調度品の選択が大事。今回は,スペースそのものから作り上げるリフォームによる書斎づくりを考えてみる。

 リフォームでは,専門家のアドバイスを受けながら,自分好みの書斎を作り上げることができる。とはいえ,予算には限りがある。どの程度の費用で,どんなものが作れるのだろうか。施工事例を参考に,“男の書斎”の実現を図ろう。

「書斎がほしい」と主張すべし

 定年前に自宅をリフォームしておこうという人は多い。お金のかかることは収入のあるうちにやってしまおうという算段だ。リフォームする場所としては,まず,キッチンやトイレなどの水まわり。次いで,最も時間を過ごすリビングで,二部屋つなげて広くするなど,間取りを変更することが多いようだ。

 リフォーム関係の雑誌を1冊買ってきて,施工例を調べてみたら,書斎づくりの例はそれほど多くなかった。なぜだろうか。家が“妻の城”になっているからだ。家のことは,仕切っている妻の意見がもっとも重要。リフォーム会社も,そのあたりは心得ていて,まず妻の希望に合うような提案を持ってくる。

 間違っても,向こうから「書斎を作りましょう」とは言ってこない。だから,もし,自分の居場所がほしいと思ったら,きちんと意思表示しなければならない。それをしないから,「自分の城」ができず,居心地が悪いのである。

 先日,ある団塊男性と話していたら,今,もっとも差し迫っているのは自宅のリフォームだと言う。しかし,よく聞いてみると,彼の関心は,家のどこをどうしたいかということよりも,費用がいくらかかるかということになるようだった。妻はショールームやパンフレットを見て,あれもしたい,これもしたいと,どんどん要求がエスカレートする。それを抑えるのが大変なのだそうだ。

 せっかくリフォームするというのに,これでいいのだろうか。この人自身,定年後の居場所は自宅だということが,まだ分かっていないようだ。今まで家のことに関心がなかったから,自宅に自分だけの場所を確保することの重要性に気づいていない。資金を出すだけで居場所も作れないとは,なんともつまらない人生ではないか。

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