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団塊世代のための定年準備講座
定年後の万が一に備える<その2>~あなたなら,どうする? 人生のリスク管理はしっかりと~
2007/03/27

 前回は,セカンドステージの生活・資金計画を立てる際,知っておきたい情報のうち,主に2007年4月に改正される年金の情報を紹介した。ただ,こうした情報を基に,定年後のプランをしっかり立てたつもりでも,人生には予期せぬ出来事が起こる。

 今回は,定年後の手続きのお得な情報に加え,予想外の出来事もいくつかピックアップしてみた。豊かなセカンドライフには,リスク回避の心構えや準備も不可欠なのである。

失業手当てをもらいながら学べる公共職業訓練

 再就職したいと考えていても,定年後は思うような仕事が見つからないのが普通。しばらくは夫婦で旅行や趣味などでのんびり過ごしていても,次第に不安になり,うつうつとした毎日を過ごしがち。そこで,再就職のための技術専門校に通ってみるというのは,どうだろうか。失業手当の受給中なら,無料で受講できる。

 技術専門校とは,以前は「職業訓練校」と呼ばれていたもの。どちらかというとブルーカラー向けで,あまりいいイメージはなかった。しかし,最近は様変わりしつつある。「職業技術校」や「テクノスクール」などと名称も変わり,定年退職者に役立ちそうなコースも増えているのである。しかも,本来の技術を習得することに加えて,こんなメリットがある。

  1. 失業手当を受給しながら通え,訓練期間中に失業給付の日数が終了しても,訓練修了まで給付期間が延長される。
  2. 交通費に当たる通所手当(最大42,500円)や受講手当(日額500円)などがもらえる。ただし,1年以上のコースは有料の場合も。
  3. 失業認定日にハローワークに行かなくていい。毎月末が認定日となり,手続きは訓練校側が代行してくれる。
  4. 卒業時には,訓練施設とハローワークが連携して就職先を斡旋。もちろん,必ずしも希望の就職ができるわけではないが,ひとりで当てもなく就職活動を続けなくて済む。

 なにより,出かけるところができるので,毎日の生活にリズムが生まれる。同年代だけでなく,若い人も受講しているので,今までとは違った仲間ができ,外の世界が広がる。ここで出会った仲間と,卒業後も親しく付き合い,情報交換を続ける人たちも多いそうだ。定年後に無料で技術が身につき,新しい仲間ができ,未知の世界が広がる機会はめったにあるものではない。

 技術専門校には,都道府県が運営するものと,厚生労働省の関連組織の「雇用・能力開発機構」が運営するものがある。以前も紹介したが,東京都には,再就職を目指している人のための中高年専門の東京都立高年齢者技術専門校もある。受講に関しては,早めにハローワークに相談してみよう。

 ちなみに,「雇用・能力開発機構」には,全国で唯一,ホワイトカラーの職業能力のレベルアップを目的に設置された公共職業能力開発施設「アビリティガーデン」があり,求職者に限らず,受講することができる。こちらは有料だが,現役のうちからスキルをしっかり磨き,再就職に備えるということも定年準備のひとつだろう。

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