ここから本文です
団塊世代のための定年準備講座
定年後の万が一に備える<その1>~知っておくと得する情報&便利な方法~
2007/03/20

 知っているつもりでも,意外に知られていない制度がある。自分には関係ないだろうと思っていたことでも,定年で環境が変わったり,年齢を経ることで役立つことがある。そういうものを見落としていないかどうか,自分なりにチェックしてみてはどうだろうか。

 また,制度というものはどんどん変わる。特に,2007年は制度改正が実施されたり,新しい制度が追加される節目の年。第2の人生設計に大切な,そんな情報をいくつかピックアップしてみた。今回は主に,年金制度の改正に関して調べてみる。

2007年4月から年金制度が変わる!

 多くの人がセカンドライフでもっとも頼りにする年金。その制度が4月から改正される。

 まず,国民年金の保険料。3月までは毎月1万3860円だが,4月からは1万4100円となる。年金はすでに払い終わっているから関係ないと思っているかもしれないが,配偶者が60歳未満,または働いていない子供がいれば,その分の国民年金は払わなければならない。わずかな金額かもしれないが,実は,2017年まで毎年4月に280円ずつ保険料は上がっていき,最終的には1万6900円となる。余裕のある資金計画を立てておきたいものだ。

 次に,定年後も長く働きたい人に影響があるのが厚生年金だ。厚生年金は,定年後も会社などに勤務すると,70歳までは引き続き払うことになる。しかし,60歳からは特別支給の老齢厚生年金の報酬比例部分が支給されるので,厚生年金の保険料を支払いながら,年金を受け取るという不思議な状況になる。そこで,働いている間の厚生年金が減額されるのだ。もちろん,収めた保険料はプラスされて,退職後の受給額が増えるので,ご心配なく。

 60歳前半で減額される金額については,「どうなる私の年金<その2>」で以前解説したので,そちらを参照してほしい。今回の改正の特徴は,減額の規定が70歳以上にも拡大されるということだ。減額方法は60歳後半と同じで,厚生年金の月額と毎月の賃金(賞与も含む)の合計が48万円を超えた場合。

 超えた金額の半額が厚生年金から差し引かれる。たとえば,合計金額が50万円だった場合,(50-48)÷2=1万円となる。ただし,厚生年金の保険料を払うのは70歳までという規定は変わらないので,正社員として働いても厚生年金を払う必要はない。すでに70歳以上になっている人には適用されず,4月以降70歳になる人が対象となる。

1ページ 2ページへ 3ページへ 4ページへ 次のページへ
この記事のバックナンバーを読む
「セカンドステージ マガジン」 配信開始
セカンドステージでは,HTMLメール「セカンドステージ マガジン」の配信を始めました。毎週1回水曜日に配信いたします。
サイト上の更新情報やイベント,セミナーの情報をお送りするとともにメールならではの特典,イベントの提供をいたしていく予定です。
メール配信をご希望の方はこちらのページからで配信登録をお願いします。

→バックナンバーはこちら

セカンドステージ メールマガジン
サイトマップを見る
セカンドステージ連載一覧


日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る