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セカンドライフの住まいをどうする?<その1> ~この際,思い切って住み替えるか!~
定年後に初めて行く旅<その2> ~妻の喜ぶ顔が見られる旅~
2006/09/19

 子供が独立して,夫婦二人の生活に戻るセカンドステージ。見渡してみれば,部屋数はあるものの使い勝手のよくない間取り。あちこち傷み出している建物,家具。しばらくは大丈夫としても,いよいよ年を取ったとき,果たして,この家で暮らし続け,一生を終えることができるのだろうか。さらに,老いた親との同居も考えなければならないとしたら...。

 こうした状況は,多かれ少なかれ,たいていの人にやって来る。世間が思うほど,穏やかなセカンドライフの実現はたやすくない。しかし,昔と違って,住まいや住まい方に関する新しい動きやサービスが生まれているのも事実。今,セカンドライフの住まいに,どんな動きがあるのか,これを2回にわたって探ってみることにした。

 今回は,「思い切って,住み替え!」の場合。

付き合いと冠婚葬祭を甘く見るな!

 定年後の住み替えといえば,真っ先に思い浮かぶのが,田舎暮らしに,Uターン,Iターン,Jターンという言葉だ。説明するまでもなく,Uターンは自分の故郷に戻ること,Iターンは都会で暮らしていた人たちが,出身地に関係なく,田舎のライフスタイルを求めて移ってくること。では,Jターンとは? いったん都会に出た人が,出身地の近隣地域に戻ることである。

 UとJとでは田舎に戻ることには変わりがないようだが,実は大違いである。Uターンの場合は,実家に戻るようなものだから,近所に親戚も知り合いもたくさんいるはず。この付き合いが,意外に大変なのだ。特に,夫の実家が近い場合,田舎の人間関係に慣れていない妻にとっては苦労のタネ。これが原因で夫婦の間に亀裂が入り,リタイア後の生活の土台が崩れては何にもならない。

 以前,町を上げて民宿を展開していくので,モニターしてほしいという依頼があり,沖縄・宮古島のある町に出かけたことがあった。夜,民宿先のご主人や奥さんと話していて,この一見ゆったりした島の付き合いが,いかに大変なものかを知った。

 例えば,このお宅は,民宿を始めるために家を建て直した。その新築祝いには,遠くの親戚から近所の知り合いまで,なんと350名も集まり,宴会は3日3晩続いたそうだ。

 ご主人曰く「10万円でできる田舎暮らしなんていう番組もあるけど,確かに,生活は10万円でできるかもしれない。でも,冠婚葬祭費用を忘れてるよ」。宮古島ほどではないにしても,田舎にはまだこれに似た状況が残っている。それが,いいところだといえば,そうなのだが,実行に当たっては,十分に奥さんと話し合う必要があるだろう。

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