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充実生活見つけた
ワインの里歩き「ワインツーリズム」<その2>~小さくて上質なワイナリーを巡る~
2009/04/27
蔵造りの原茂ワイン。ワインを楽しむカフェも併設している

 ワインの新酒というと、フランス産「ヌーボー」ばかりがもてはやされがち。だが、本当においしい新酒というのは年を越してからである。秋に仕込んだワインが熟成し、樽を開けるのは5月から6月。本物の新酒に出会うなら、この季節が絶好だ。前回はワインの里、甲州市勝沼エリアの歩き方と見所を紹介した。今回は、日本一の数を誇る勝沼ならではのワイナリー巡りをしてみよう。

30を超す小さなワイナリーが続く

 日本にはワインの産地が意外とある。長野県塩尻あたり、山形県南部、ほかに新潟や岡山などが、ワイン生産に力を入れている産地だ。なかでも圧倒的な量と質を誇るのが山梨県甲州市。勝沼周辺のエリアだ。このエリアの特徴は、ワイナリーが軒を並べるように数多くあること。30軒を超すワイナリーの多くが、3キロ四方ほどの狭い範囲に密集している。

 勝沼には大手酒造メーカーの大規模なワイナリーもあるが、小規模な家族経営的なワイナリーが圧倒的に多い。その中でもおもしろいのが、若手醸造家たち10人で設立した「勝沼ワイナリークラブ」。辛口で良質の甲州種ワインを作ることをモットーとし、地元の甲州ぶどうで美味しいワインを作ろうという会だ。

 会員の中には、世界的なワインコンテストで受賞し、東京の有名ホテルにボトルが置かれるほどになった「グレイスワイン」の中央葡萄酒、南條竹則の小説『酒仙』に登場するワイナリーのモデルとなった「丸藤葡萄酒工業」、酸化防止剤無添加ワインで一世を風靡した「蒼龍葡萄酒」、老舗造り酒屋のように蔵造りの日本家屋でワインを醸し続ける「原茂ワイン」など、個性的なワイナリーが多い。味はいずれもバランスの取れた上質なもの。同じ甲州ぶどうを使いながらも、それぞれがワイナリーの特徴をしっかりと表現している。


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