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充実生活見つけた
駅弁の掛け紙を集め続けて30数年<その2>~駅弁の危機! 小さいお弁当屋さんを応援したい~
2009/04/13
集めた掛け紙を次々と取り出す上杉さん

 鉄道の旅好きから駅弁を愛するようになり、その思い出の象徴となる掛け紙を保存するようになって36年。「駅弁掛け紙ものがたり」(けやき出版)という本まで上梓した上杉剛嗣さん(48歳)。「掛け紙には日本人の美意識があり、文化がある。それを作ってきた駅弁屋さんを応援したい」と語る。駅弁と掛け紙の奥深さ、そして、今直面している駅弁の危機について話していただこう。

ドラマのモデルになった宿からの手紙

 上杉さんは1万枚以上もあるという駅弁掛け紙コレクションの一部を持参してくれた。見せてもらっていると、自然に「これはどういうお弁当ですか?」「あ、これは知ってる!」などと話が弾む。掛け紙は駅弁や旅情を思い起こさせる効果がある。それだけではない。人生や歴史さえも、その中に刻まれていることがある。

 「たとえば、これはNHK朝のドラマ『すずらん』で明日萌駅のモデルになった、恵比島駅で大正時代に作られていた駅弁の掛け紙です。実は、この掛け紙の画像をホームページにアップしたところ、思いがけないお便りをいただきました」。

 ドラマ「すずらん」には、主人公・萌が駅からすぐの中村屋旅館でお弁当を作るシーンがある。この旅館は実際にモデルがあり、その旅館が実家だったという方からの便りだった。「掛け紙にある屋号は私の実家のもの。曽祖父が四国から北海道に渡り、苦労の末に作り上げたものです。わが家の家宝を大事に保管されていたことに感謝いたします。本当にありがとうございました」。

 そう書かれた便りに、上杉さんは感動した。「だから、お譲りしようと思ったんですが、その方は『このサイトにあるから、私は掛け紙に出会うことが出来た。だからずっとそのままお持ちください』と言ってくれました」。


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