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充実生活見つけた
駅弁の掛け紙を集め続けて30数年<その1>~駅弁はタイムマシン! 掛け紙はその扉~
2009/04/06

 列車での旅や移動に欠かせないもの、それは駅弁。窓外の景色を眺めつつ、同行者と会話しながらつまむ駅弁は、旅の楽しさを倍増してくれる。ただ、駅弁は食べてしまったら、終わり。その旅の思い出、駅弁のおいしさを記憶に止めたいと思うときもある。

 その記録として、駅弁の掛け紙に着目した人がいる。上杉剛嗣さん(48歳)だ。趣味が高じて「駅弁掛け紙ものがたり」という本も出してしまった。今や、この世界では有名人である。

中1の旅で出会った青森駅の駅弁
今日もブルートレインの記念弁当を買ってきたと言う上杉剛嗣さん

 2009年1月に刊行され、駅弁好きや鉄道好きから熱い視線を集めている本がある。上杉剛嗣さんがまとめた『駅弁掛け紙ものがたり』(けやき出版)だ。この本、弁当の中身の紹介は一切なく、掛け紙の写真と紹介文が掲載されているだけ。それにも関わらず、新聞、雑誌の書評で取り上げられ、テレビなどでも紹介されることがある。

 上杉さんが保有する掛け紙の種類は数千種、枚数にすると1万枚以上だという。運営しているWebサイト「駅弁の小窓」には、毎日数千のアクセスがある。いったい、駅弁の掛け紙のどこに、そんな魅力があるのだろうか。

 上杉さんは「最初は、掛け紙収集が目的というわけではなかったんです」と、持参した貴重な年代ものの掛け紙を前にして語る。取材当日も、3月14日で終わりを告げるブルートレイン「はやぶさ号」の記念弁当を購入してきたばかりだという。

 「きっかけは中学1年のときの北海道旅行でした。鉄道での移動でしたから、帰りに青森駅で幕の内弁当を買ったんですが、その掛け紙がねぶた祭のキレイな図案でした。残念ながら祭りは翌日。祭りを見ることはできないけど、これを記念に持って帰ろうと、捨てないで持ち帰ったのです。それが最初の1枚でした」。

集めた掛け紙の一部。この日だけでも200枚持参。

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