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提案! 夫婦や三世代で楽しむ旅<その1>~海洋ロマンの宝庫・グレートバリアリーフで過ごす~

好みに合わせて、満喫できるリゾートライフ

 島内は徒歩や無料のシャトルバスで巡れるが、ゴルフ場で使用するようなバギーを借りる(日本の運転免許証が必要)と、家族での移動がさらに楽しくなる。南国の花々を眺めながら風を受け、パームヤシの並木をゆるりと走るのは、なんとも心地よいものだ。

 グレートバリアリーフ最大の見所といえば、「ハートリーフ」。ふたりで眺めると「愛が深まる」という伝説があって人気だ。絵の具でも表せないような鮮やかな水色の海と、複雑な編み目のように広がる珊瑚礁群の中、ぽつりとハート型の珊瑚礁が見えた瞬間は、声にもならないほど。ぜひ、水上飛行機で空から眺めてもらいたい。

 また、粉のように細かい粒子の白砂が印象的な「ホワイトヘブンビーチ」へも行くことができる。水上飛行機のほか、1時間ほどのクルージングで可能。島々を眺めながらクック船長の航海に夢を馳せるのもいい。カップル向けのサプライズプランもあるそうだが、夫婦や家族でなら、浜辺でのんびり過ごすのがおすすめだ。そのゆったりと流れる時間こそが、夫婦や家族の大切な思い出になるはずだ。

 ハミルトン島にはホテルやアクティビティだけでなく、スーパーマーケットやレストラン、ギャラリー、コアラを抱っこできる小さな動物園もある。リゾートのコンドミニアムでの自炊生活を楽しむこともでき、多くの別荘も点在する。それぞれの個性や好みに合わせて、リゾートライフを満喫できるのが魅力だ。

 クイーンズランド州観光公社では島の管理人募集キャンペーンを実施している。「ベスト・ジョブ・イン・ザ・ワールド」という名称で全世界に応募を呼びかけているもの。日本人の応募はまだ少ないとか。

 期間は半年、報酬は15万豪ドル(約950万円)。島の管理業務をしながら、各地を旅して得た体験や感動をブログにアップする。募集はたった1人だが、家族や友人と一緒に滞在しながら、仕事をすることもできるそうだ。定年を迎え、新しい人生のスタートを切ろうという世代こそ、この夢の管理人にふさわしいのではないだろうか。旅行者として訪れるだけと思っていたグレートバリアリーフを、仕事の場所にできる。見逃せないチャンスではないだろうか。

 次回は、家族全員が喜ぶハミルトン島の遊び方と、まだまだあるグレートバリアリーフの島々の魅力と楽しみ方を紹介しよう。

島内には6つのハイキングコースがある。片道2.5キロほどで、原生林の木の間から眺めるグレートバリアリーフも感動的だ。 「島の管理人」が暮らすことになるという水流プール付の別荘


(フリーライター=本多美也子)

筆者プロフィール

本多美也子(ほんだ・みやこ)
就職情報誌では150を超えるさまざまな職業の人にインタビュー。大人向け旅行誌では中高年向けの癒される穴場や温泉記事を数多く執筆。シニアガイドと共にお寺や和文化をめぐる仕事も多く、地方の伝統産業、特産品について詳しい。


プロデューサ紹介

松本すみ子(まつもと・すみこ)
早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。
IT業界で20数年、広報、販促、マーケティングを担当。
2000年、団塊/シニア世代の動向研究とライフスタイルの提案、コンサルティング、執筆などを主要な事業とする有限会社アリアを設立。2002年9月、シニア世代の仲間づくり・活躍の場づくりの会「おとなのオピニオンコミュニティRyoma21」を主宰。2007年、NPO法人シニアわーくすRyoma21となる。日経BP社の情報サイトnikkeiBPnetにて「団塊消費動向研究所」を連載中。著書に、「そうだったのか!団塊マーケット」、「心理系の仕事を見つける本」などがある。
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