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充実生活見つけた
世相を映すホーロー看板に魅せられて35年<その1>~貴重なコレクションを自宅で公開~
2009/01/19
ホーロー看板に囲まれた自宅。遠くからもひと目でわかる

 愛知県豊川市に、知る人ぞ知る「ホーロー看板」コレクターがいる。佐溝力(さみぞ・ちから)さん、62歳だ。ホーロー看板のコレクションで埋め尽くされた自宅を、1年前から「看板と広告の資料館 琺瑯看板研究所 サミゾチカラ コレクション」と名づけて、無料で一般公開している。6年前にサラリーマンをきっぱりと辞め、百パーセント好きなことをして暮らす生活を選んだ。

 「毎日が楽しくしてしょうがない」と話す佐溝さんの、自分に正直な生き方を2回にわたって紹介しよう。

壁も天井も・・・。所狭しとホーロー看板だらけ
子どもの頃から収集癖があったという佐溝力さん

 豊川駅からクルマで10分ほどの住宅街に、突如ホーロー看板だらけの家が現れる。外壁には、脚線美で微笑む由美かおるの「アース渦巻」、和服姿の水原弘の「ハイアース」など、おなじみの懐かしいものを始め、「たこの吸い出し」「管公学生服」などのホーロー看板が所狭しと貼られている。

 庭先にオブジェのように立つ木の電柱と板塀にも、企業や商店名を広告するホーロー看板。他にも、「ご進物にはぜひたばこを」「酒は現金で買いましょう」など、いかにも時代を感じさせる“メッセージ広告”のホーロー看板が目に付く。

 圧巻なのは、ギャラリーにしている自宅の母屋玄関から二階の展示室にかけて。廊下も階段も、壁という壁、天井という天井、ありとあらゆるところにホーロー看板がぎっしり。ここで感嘆の声を上げない人は、まずいない。

 「ホーロー看板の変遷を見ていくと、当時の世相がわかるんですよ。たとえばですね……」と佐溝さんは、昨年出版した自著『日本ホーロー看板大図鑑』(国書刊行会)のページを繰りながら、説明してくれた。


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