ここから本文です
充実生活見つけた
大学院生になった前町長<その1>~苦渋の選択だった「市町村合併」を検証したい~
2008/08/25

 町長を経験した人が46年ぶりに学生生活を送っている。立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科で学ぶのは、福島県塩川町(現・喜多方市)の町長を3期務めた吉原喜三久(よしはら・きさく)さん(71歳)。合併問題で苦渋の決断を迫られた経験をもとに、「市町村合併と地域自治の創出」という研究テーマに没頭する日々だ。

 「勉強はいつから始めても遅くない」と話す吉原さんを、再び学びの場に駆り立てたものは何だったのか。2回にわたって紹介したい。

行政はサービス業、町民はお客様
46年ぶりに大学へ戻った吉原さん

 旧塩川町は人口約1万600人。1994年、吉原さんは町長選に立候補する。立教大学経済学部を卒業し、山一証券に5年間勤めた後、地元の塩川町役場に奉職して26年。民間企業の経験を生かしつつ、常に、町民の立場から町政のあるべき姿を追求してきた長年の行政実績を買われ、出馬を要請された。

 「家族からは反対されましたね。政治家や議員の方々からのお話なら、慎んで固辞したかもしれません。でも、町の将来のことを真剣に考えている小中学校の同級生から熱心に要請されたので、断りきれなくなりまして……」と、吉原さんは出馬した決意を振り返る。

 現職町長は立候補しなかったため、3期務めた町会議員と一騎打ちに。結果は、「町民党」を名乗り、「誠実・清潔・公正・公平」をスローガンに掲げた吉原さんが圧倒的な勝利を収めた。


1ページ 2ページへ 3ページへ 4ページへ 次のページへ
この記事のバックナンバーを読む
「セカンドステージ マガジン」 配信開始
セカンドステージでは,HTMLメール「セカンドステージ マガジン」の配信を始めました。毎週1回水曜日に配信いたします。
サイト上の更新情報やイベント,セミナーの情報をお送りするとともにメールならではの特典,イベントの提供をいたしていく予定です。
メール配信をご希望の方はこちらのページからで配信登録をお願いします。

→バックナンバーはこちら

セカンドステージ メールマガジン
サイトマップを見る
セカンドステージ連載一覧


日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る