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充実生活見つけた
ジャズ同好会からプロの舞台へ立つ<その1>~仕事と音楽を両立させる音楽回帰世代~
2008/06/23
Mistyで演奏するTMC Ryoma

 ジャズ喫茶が全盛の頃に青春を過ごし、日がな一日、ジャズとコーヒーとタバコに浸っていた人もいたのではないだろうか。そして、今また、ジャズのライブハウスがセカンドステージ世代で賑わっている。聴くのはもちろん、この世代の夢は楽器を手にして舞台に立つこと。そんな夢を叶えはじめたジャズ好きたちの活動を追ってみた。

演奏できる場があることが嬉しい
低音が魅力のちほさんのヴォーカル

 六本木のジャズクラブ「Misty」に、2か月に一度登場するジャズのセッショングループがある。フルートのTom Sayanagi、ピアノのマサBradley、ヴォーカルのちほわたなべの3人からなる「TMC Ryoma」だ。3人とも、昼間はそれぞれ仕事を持ちながら、夜はプロ顔負けの演奏で観客を魅了する。

 ヴォーカルのちほわたなべさんは、仕事の関係で本番ギリギリに駆けつけたが、それでも、音あわせとリハーサルは入念に行っていた。彼女は、この中でもっともプロに近い、いや、ほとんどプロといってもいいほどの実力である。

 実は彼ら、「NPO法人シニアわーくすRyoma21」のジャズ同好会から生まれたセッショングループ。3人とも40代、50代の現役世代で、グループ名はメンバーの頭文字と同好会が所属するNPO名から取っている。

 Tom Sayanagiさんが担当するMCは少しぎこちなく、初々しい新人のようだ。だが、懐かしいスタンダードナンバーを中心に、的確な音階とジャズらしいセッションの遊び心を交えた3人の演奏からは、ジャズが好き、演奏が好きという気持ちが伝わってくる。

 ヴォーカルの低音で伸びのある歌声、ピアノの軽やかさ、フルートの心地よい高音に、いつも一緒にステージに上がるプロ・ベーシストが入ることで、彼らの音とリズムが引き締まる。1ステージ7曲が終わった時には、観客から大きな拍手が沸き起こった。演奏できることの喜びが、素直に観客にも伝わるからだろうか。ピアノのマサさんも「演奏できる場所があるだけでうれしい」と言う。


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