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充実生活見つけた
“モダン金沢”大人の愉しみ<その2>~感性を磨く金沢モダンをホテル・味・技で体感~
2008/06/02
こちらは加賀友禅のパネル

 前回は、城下町・金沢に息づくジャズや現代アートなどを紹介した。今回は伝統工芸と現代アートのコラボレーションを楽しめるホテルや、魅力ある「食」と「街並み」を紹介しよう。脳をリラックスさせる懐かしさと、その逆の刺激あるモダニズム。それらが融合するのが金沢だ。その間の自由自在な行き来が大人の感性を刺激する。

金沢アートに包まれた客室でくつろぐ
客室を飾るガラス細工の壁飾り

 セカンドステージの『Dr.米山の脳活性塾』にもあるように、上質なホテルには、日常にはない緊張感と華やぎ、もてなされる心地よさがあり、それが眠っていた感性を目覚めさせてくれる。せっかくの旅なのだから、滞在時間のもっとも長いホテル選びにも気を配りたいものだ。

 北陸の経済と文化の中心地である金沢にはいくつものホテルがあるが、今回、そんな基準で選んだのが「ホテル日航金沢」。実はこの春から、「金澤STYLISH」として57の客室がリニューアルされ、金沢を代表する伝統工芸作家たちによるモダンな作品がしつらえられた。昼間、金沢の街で体感したアーティスティック、スタイリッシュな美的感覚を、ホテルの客室でもう一度愉しめるというわけだ。

 リニューアルされた57の客室には、ひとつひとつ異なったアートが彩られている。たとえば、パネルになった加賀友禅のやさしい色彩と伝統文様は、眺めているだけでほっとする。別の客室にある九谷焼作家の手になる陶板の壁飾りは、なめらかな質感と華麗な装飾が風雅でふしぎな夢を見せる。

 また、金沢が誇る金箔を多用したガラス工芸のオブジェの透明感と飴細工のようなゆらぎ感。藩政時代から受け継がれてきた加賀象嵌などの金工作品には、硬質な質感の中にある軽やかなリズムが心地よい。素朴な加賀小紋の愛らしさも魅力だ。

 和室ではしっくりしすぎてしまう工芸が、押さえた色彩のモダンな洋室ではアートとしてひときわ映える。まさに和と洋の調和・対比が愉しめるのだ。作り手である作家たちは工芸界の重鎮である伝統工芸士から、新進気鋭の若手までさまざま。その作り手の思いが間近に感じられるのも客室という独り占めできる空間だからだろう。ホテルの美的センスが、滞在をより印象深いものにさせてくれるに違いない。


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