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充実生活見つけた
三度目の正直でメジャーデビュー<その1>~セールスとミュージシャンの二足のわらじ人生~
2008/03/17
南部直登さん

 昼は生命保険会社のトップセールスマン、夜はギターを手にライブ活動。そんな“二足のわらじ”人生を謳歌する南部直登さん(57歳)。その彼が、昨年、団塊世代への応援歌『盛春歌』で“三度目の正直”ともいうべきソロでのメジャーデビューを果たした。

 「何事も諦めなければ失敗とはいえない」と話す南部さんは「団塊世代に元気の出るメッセージを送りたい」と意欲的だ。いくつもの壁を乗り越えて、夢に挑む姿勢を失わない南部さんは、どんな半生を送ってきたのだろうか。


ジャズで身を立てようと東京行きを決心

 南部さんは福井市に生まれた。初めてエレキギターを手にしたのは中学二年のとき。ベンチャーズにショックを受けた。同じ衝撃からギターを始めた少年は全国に山ほどいただろうが、南部さんが少し違うのは、バイオリンの素養があったこと。幼稚園に入る前から、おもちゃのピアノでメロディを奏でていた我が子を見て、音楽好きの母親が小学1年生の頃から習わせていたのだ。

 高校生になるとジャズに熱中した。ジャズ・トランペッターが主人公の五木寛之の小説『青年は荒野をめざす』を読んで、「魂を抜かれるほど」感動したという。ジャズ・ギターの名手バーニー・ケッセルのLP『レッツ・クック!』は溝が擦り切れるくらい聴いた。

 ケニー・バレル、ウェス・モンゴメリー、ジョー・パス、グラント・グリーン、ジョージ・ベンソン……。ひと通りのジャズ・ギタリストをコピーしまくり、とにかくひまさえあればギターを弾いていた。

 「勉強なんて、ほとんどしませんでしたね。授業中も音楽の理論書を読んで、学校が終われば家へすっ飛んで帰り、ギターの練習。親が帰ってくるとギターをしまって、勉強しているフリをするんだけれど、机のひきだしに蓄音機入れてイヤホンでレコード聴いていた」と、ジャズ漬けの高校時代を南部さんは思い出す。

 トランペットと共に世界へ旅立つ『青年は荒野をめざす』の主人公ジュンに自分を重ね合わせるように、南部少年はジャズで身を立てようと東京行きを決心する。普通のサラリーマン家庭だから、当然ながら、両親は猛反対した。

アルバム「盛春歌」

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