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充実生活見つけた
子どもにこそ本物の音楽を!~夫との別離から、音楽を届ける活動を始めるまで~
2008/03/03
こんなに近くで演奏を聴く機会はめったにない

 小学校の音楽の時間。世界の名曲をレコード鑑賞した記憶は誰にもあるだろう。もし、それが本物の演奏だったら、そして、それが一流の演奏家によるものだったら…。クラシックはもっと身近な音楽になっていたかもしれない。そんな思いで、生のクラシック演奏会を小学校に出前する活動を始めたグループがある。

 それが、NPO法人「子どもに音楽を」だ。理事長は自身も音楽の世界に身を置いている徳永扶美子さん。敷居が高いと思われているクラシックに、頭の柔らかい子供のうちから親しんでもらい、音楽のすばらしさを知ってもらいたい。徳永さんの人生そのものといえる音楽への取り組みと子供たちにかける思いを紹介する。

小学校に流れるヴァイオリンとピアノの響き

 2007年5月24日、目黒区立烏森小学校には、ヴァイオリンとピアノの妙なる音色が広がっていた。日本を代表する演奏家である加藤知子さん(ヴァイオリン)と梅村祐子さん(ピアノ)が、パガニーニやクライスラーの曲を演奏しているのだ。聴衆は5年生の子どもたち。

 「今日は本当にすばらしい日となりました。ヴァイオリンの演奏が聴けて本当に幸せな気持ちになりました!」。「今まであまりなじみのないヴァイオリンの世界がぐーんと広がりました」。日ごろクラシックの生演奏などに触れる機会はほとんどない彼らが、息遣いさえ感じられるほどの近距離で「本物の演奏家」の音楽を聞いた後の感想がこれだ。

 この演奏をコーディネートしたのはNPO「子どもに音楽を」理事長の徳永扶美子さん(58歳)。自身も音楽を学び、音大でピアノを教えてきた。徳永さんを語るとき、その活動の伏線として、やはり音楽家だった夫との出会いと別れを語らないわけにはいかない。


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