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充実生活見つけた
一度は行きたい小笠原!<その2>~こんな空を見上げたかった!亜熱帯の大自然と人々の笑顔~
2008/02/25
母島の南端にある南崎海岸はサンゴ礁も形成され、大変美しい。

 独自の歴史と自然を持つ魅力的な場所でありながら、船しかアクセスがないために、時間がないと行くことができない小笠原。世界自然遺産候補地ともなっている自然の特徴や島の概要については、前回、たっぷりお伝えした。今回は、セカンドステージ世代に特におすすめしたい母島の魅力を中心に紹介しよう。また、母島に魅せられて、移住を実現した人も紹介する。

セカンドステージ世代にも魅力的な小笠原・母島

 小笠原海運によれば、ここ数年は61歳以上の乗客数が確実に上昇しているという。年間約3万人が利用するこの航路で、2004年度のシニア世代の利用者は約1980人、05年度は約2220人、06年度は約2480人と、確実に増加傾向にある。そして、小笠原の中心である父島より母島のほうが、この世代には人気があるという。いったい、母島のどんなところがセカンドステージ世代を引きつけるのだろうか。

 母島の人口は約400人。集落は1つ、港を中心とした沖村のみである。だから、全員が顔見知りだ。父島では5年、10年ごとの節目にしか行われない“返還祭”も、母島では毎年住民が全員参加する手作りの祭として行う。父島同様、母島も過疎とは無縁である。毎年多くの子どもが誕生し、他の離島ではあまり見かけない壮年層の姿が島の中心である。

 母島に降り立つと、旅人は“ホッ”とする。すれ違いに子どもたちが挨拶してくれることは、近年の“あいさつ運動”などにより、どの地域でも珍しいことではなくなったが、母島が違うのは、その後に会話が続くことである。

 「こんにちは!」と、なにやら手にしている数人の小学生が笑顔で挨拶してくれるのに答えて、「こんにちは、何してるの?」と声をかければ、「これはね、モモタマナの実なんだよ。割ると中にナッツみたいなのが入ってるの」と教えてくれたりする。知らない間に会話が始まり、人とのつながりが生まれることで、心がほんのり温かくなったような気がする。

 父島は小笠原の玄関の島だから、やや都会の感覚に近く、必要なときには手を差し伸べてはくれるが、求めなければ見守るような距離感のある人間関係がある。それはそれでまた、小笠原らしく、魅力的な部分でもある。

船の入出港には島の人々が港に集まる。春先は新しく赴任してくる先生を迎える風景も。

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