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充実生活見つけた
近代産業遺産の旅・横浜を歩く<その1>~産業の息吹に触れながら、夫婦で楽しめる旅~
2008/01/07
ホテルニューグランドから横浜発祥の地を見渡す。右下から反時計回りに大さん橋、赤レンガ倉庫、新港ふ頭、みなとみらい。

 2007年12月、経済産業省が「近代化産業遺産群33」を発表した。文部科学省が選定する文化財とは視点が異なった新たな歴史発見の旅として注目されている。今回は中でも見所の多い産業遺産、近代貿易の発祥の地となった「横浜」を歩いてみよう。この歴史散策、男の興味を駆り立てるだけでなく、“妻を誘って一緒に歩ける”という魅力も備えたコースなのである。

「モノづくり大国・日本」のルーツを知る

 経済産業省が発表した「近代化産業遺産」とは、一件ごとの有形遺産を選ぶ文部科学省の「文化財」と違い、幕末から昭和にかけての産業近代化の過程をまとめて選定したものだ。

 たとえば「『近代技術導入事始め』海防を目的とした近代黎明期の技術導入の歩みを物語る近代化産業遺産群」には、茨城県ひたちなか市の水戸藩による那珂湊反射炉跡、静岡県伊豆市の江川代官所による韮山反射炉、山口県萩市の長州藩による萩反射炉など、全国の幕末時期の近代化拠点がまとめて選定されている。

 また、「『上州から信州そして全国へ』として近代製糸業発展の歩みを物語る富岡製糸場などの近代化産業遺産群」では、群馬県富岡市の旧富岡製糸場や生糸輸送遺産として碓氷峠鉄道施設群、長野県岡谷市の養蚕農家や製糸関連施設などがまとめられている。

 現在の「モノづくり大国・日本」のルーツを明らかにし、各地域の産業特性を明確にするために、歴史という機軸をもととして、人材、技術、物資の交流まで、すべてを遺産としてとらえようとしていることが、この産業遺産の大きな特徴だ。

 産業遺産を訪ねることは、今までの古い都や街、社寺を見てまわる歴史散策とはひと味違う、日本の近代化の成り立ちにダイナミックに触れることになる。今回は産業遺産の中でも注目度が高い「『貿易立国の原点』横浜港発展の歩みを物語る近代化産業遺産群」を、その中心となったクラシックホテルとともに、訪ねてみたい。


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