ここから本文です
充実生活見つけた
男の一人旅事始め<その6>~シニア特急! アジアバックパッカーの旅(2)~
2007/08/06
クウェート~イラク国境でチャイをご馳走になる

 定年を機に、アジア一人旅に出た元新聞社社会部記者の森哲志さん(63歳)。前回は、一人旅を目指した理由、旅への準備、そして出発までを紹介した。その後、韓国から中国、ベトナム、タイへとめぐり、インドでは家族を呼び寄せ、揃って元旦の朝日を眺めた。若者や現地での交流を楽しみながら、さらに、激動のアフガン、イラクへ。この一人旅は、森さんの人生が“旅”へと大きく舵を切るきっかけとなった。

定年後、一度は自立の旅に出てみては
アジアへのシニア一人旅に出た森哲志さん

 最初に韓国に入った森さんは、その後、中国、東南アジア、軍事政権のミャンマー、紛争の多いバングラデシュ、ネパールへと足を伸ばしていく。出発前は危険と不安を抱えていたものの、一歩異国に踏み入れた途端、好奇心いっぱいの若者と同じ、楽しさと自由さに酔いしれた。マカオでカジノにはまったり、中国の大理でマージャンに明け暮れたり、自由な時間に流されそうになりながらも、森さんはそこで暮らす人々との交流の中で、今まで生きてきた人生を振り返った。

 この経験をもとに、「一人旅は自分で決めなければならないことが多い。定年を迎え組織を離れた人間が自立するためには、一人で旅をすることがいちばんだと思います」と、森さんは団塊世代に一人旅をすすめる。

 「定年後の人生を考える時、不安と退屈、そして生活能力のなさに呆然とすることがあります。そこから脱出するには一人旅がいいんです。ただ、今までの社会的立場や体面を考えて、躊躇する人が多い。たとえば、現地で事件に巻き込まれて、新聞に名前が載ったらどうしようとか。だけど、よく考えれば、ツアー旅行でも一人旅でも、危険度は変わらないんです」

 森さんも出発前までは警戒感で緊張していた。だが、現地に一歩降りた途端、一人旅ならではの野生の勘がよみがえった。危険を心配するよりも、好奇心で心は浮き立ち、青春時代に戻ったように前に進みはじめたという。

1ページ 2ページへ 3ページへ 4ページへ 次のページへ
この記事のバックナンバーを読む
「セカンドステージ マガジン」 配信開始
セカンドステージでは,HTMLメール「セカンドステージ マガジン」の配信を始めました。毎週1回水曜日に配信いたします。
サイト上の更新情報やイベント,セミナーの情報をお送りするとともにメールならではの特典,イベントの提供をいたしていく予定です。
メール配信をご希望の方はこちらのページからで配信登録をお願いします。

→バックナンバーはこちら

セカンドステージ メールマガジン
サイトマップを見る
セカンドステージ連載一覧


日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る