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男の一人旅事始め<その5>~シニア特急! アジアバックパッカーの旅(1)~

ゲストハウスで生まれる世代を超えた交流
森さんの著作

 バックパッカーの旅人はホテルには泊まらない。一泊500円からせいぜい2000円程度のゲストハウスを利用する。「社会的地位のある、いい大人が泊まるには気が引ける」などと思っている人は、一度、東京都内のゲストハウスを覗いてみるといいだろう。ベッドが並ぶドミトリータイプのほか、シングルルームもあり、狭いながらも清潔で快適だ。それにゲストハウスならではの利用価値がある。

 「ゲストハウスは世界中のバックパッカーが集まるところ。若者も多いが、欧米人にはシニアもたくさんいます。日本人も多いので、ここでさまざまな出会いがあり、旅の情報を得ることができました」。森さんも、宿泊はすべてゲストハウスを利用した。

 また、ゲストハウスには旅人が書き残していく詳しい現地情報のノートがある。英語版、韓国語版などあるが、日本語のものがいちばん詳しく正確なのだという。このノートは旅人にとってガイドブックよりも有益なのだ。

 ゲストハウスでは、外国人とも、日本の若者たちともたくさんの交流を経験した。異国のせいか、年齢のギャップは希薄になる。若者から食事に誘われたりして、嬉しいことも多い。「若者にも、組織社会を経験している年長者に相談したり、身の上話を聞いてほしいという思いがあることもわかってきました」。多くの人たちと対話ができるゲストハウスこそ、一人旅にとって価値があると森さんは語る。

 次回は、記者魂を刺激した中東への旅とともに、人生を決めた一人旅のこれからの計画もご紹介しよう。



(本多美也子=フリーライター)

筆者プロフィール

本多美也子(ほんだ・みやこ)
就職情報誌では150を超えるさまざまな職業の人にインタビュー。大人向け旅行誌では中高年向けの癒される穴場や温泉記事を数多く執筆。シニアガイドと共にお寺や和文化をめぐる仕事も多く、地方の伝統産業、特産品について詳しい。

プロデューサ紹介

松本すみ子(まつもと・すみこ)
早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。
IT業界で20数年、広報、販促、マーケティングを担当。職場での心のケアに関心が向き、産業カウンセラー資格を取得。これを機に、シニア世代の動向に注目。シニアライフアドバイザー資格を取得し、2000年、団塊/シニア世代の動向研究とライフスタイル提案、コンサルティング、執筆などを主要な事業とする有限会社アリアを設立。2002年9月、シニア世代の仲間づくり・活躍の場づくりの会「おとなのオピニオンコミュニティRyoma21」を主宰。2004年、NPO法人おとなの暮らしと仕事研究所となる。日経BP社の情報サイトnikkeibp.jpにて「団塊消費動向研究所」を連載中。著書に、「自分分析!つまらない毎日なら『好きな』ことで独立しよう」、「心理系の仕事を見つける本」などがある。
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