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充実生活見つけた
親代わりになって留学生を支える<その1>~私たちが世界中に家族を持っているわけ~
2007/06/18

 中井達郎さん(51歳)と秀子さん(50歳)夫婦には,台湾,韓国,マレーシア,香港,モンゴルの各国に娘・息子がいる。彼らは,二人を「家族」として迎え,「お父さん,お母さん」と慕っている。しかし,血がつながった家族ではない。ではいったい,どんな「家族」なのだろう。

留学生を支える「母親運動」との出会い
写真を眺める中井夫妻

 中井さん夫婦が「子ども」と言っているのは,日本の大学や専門学校,日本語学校などに留学してくる学生たちだ。現在,留学生は約12万人。専門学校などを含めると約16万人が勉学に励んでいるという。しかし,ほとんどが一人で,しかも未知の国で暮らすわけだから,何かあった時に頼れる場所や相談できる人がいないことが多い。せっかく意欲に燃えて日本にやってきても,勉学以外の部分での辛さに悩むことは少なくない。

 そうした留学生たちをサポートするために始まったのが,東京YWCAが展開する「留学生の母親運動」だ。これは,留学生たちが何か困ったとき,悩んだとき,相談したいとき,嬉しいときなどに,気兼ねなく話ができる“精神的な母親”になるという運動である。留学生1人にYWCAの会員1人の組み合わせで活動を行う。運動は1961年から始まった歴史のあるもので,今までに約4000人もの留学生たちが,「日本のお母さん」と交流している。

 中井さん夫婦がこの運動に参加したのは1998年のことだった。


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