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充実生活見つけた
針穴からのぞく,無限の世界へようこそ!<その2>~被写体に“愛”をこめて~
2007/05/28

 0.2~0.5mmの針穴から覗く世界は,目で見ているものとは異次元のような,柔らかく幻想的な風景――。こんな評判で,愛好家が増えている針穴写真。

 田所美惠子さん(54歳)は日本とフランス・パリを行き来しながら,針穴写真家として活動し,普及活動を行っている。前回に引き続き,針穴写真の魅力,その活動の様子を聞いてみた。

数秒,時には数分も露光

 光が入らない箱に開いた極小の穴。これがレンズとなり,通った光が箱の内部に像を結び,その像を印画紙やフィルムに焼き付ける…。そんな,シンプルながら奥深い撮影が楽しめる針穴写真。その人気の秘密を,日本を代表する針穴写真家である田所美惠子さんは,こう分析する。

 「内部に測光機能を持ち,ある程度,見たままそのままの風景を再現できるカメラは,まさに“一瞬”を写す機械です。よく“瞬間を切り取る”といいますね。でも,同じカメラであっても,それが絶対にできないのが針穴写真なんです」。

 針穴写真では,数秒,時には数分も露光する。その最中に,誰かが通ることもあるし,動物が横切ることもある。しかし,途中でやめることはできない。「もし,人物が数秒立ち止まっていたら,その画像はどんな風に写っているか,自分でも分かりません。自然に身をゆだねるような,“与えてもらった”ものを全部受け取り,そのまま楽しむ写真。それが針穴写真です」。


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