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充実生活見つけた
自分を表現できる書と五行歌の世界 〜「墨遊びしま書」で心を遊ばせる〜
2007/04/09
一川先生

 心のままに歌う「五行歌」と形式にとらわれない「書」の世界を広げるのは,書家で歌人の一川(いっせん)さん。彼女の自由で温かみのある文字と人柄に惹かれて,書を始める中高年世代が増えている。今までの書道教室の堅苦しさをなくした一川さんの「墨遊びしま書」では,積み重ねてきた人間性が自由に表現できるのだ。いわゆる書道とはひと味違った新しい趣味にはまるセカンドステージ世代を訪ねてみた。



書が高める精神の満足度

 一川さんは着物姿できりっと前掛けを締め,立ったまま穂先の長い筆を走らす。薄めの墨が上質の和紙にまるでロウケツ染めのように,じわっと滲む。あっという間にダイナミックで舞うような自詠五行の歌が浮かび上がる。神楽坂のギャラリーで開催された,一川さんとその生徒たちの展覧会でのパフォーマンスだ。

 一川さんは福岡在住の女流書家。そして,新しい詩である「五行歌」の歌人でもある。ウィーン,ドイツ,ニューヨークなどの海外の展覧会で活躍する一方,東京をはじめ日本各地に多くの生徒を持つ。その会の名前が「墨遊びしま書」。最近,この会に入会する団塊男性が増えているのだという。

展覧会で

 「団塊世代の方々は自分の言葉を持っています。それを表現する方法として“墨遊びしま書”の創作は合っているのだと思います。私の書は形式にとらわれず,使うのは”長々峰”という穂先がとても長い筆一本のみ。これで細字から太いダイナミックな文字まですべて書けます。扱いは難しいのですが,自分らしさを表現するのには一番いい筆です。書は人生経験が生かされ,精神的に充たされるので,男性にも人気があるのだと思いますね」。

 この「墨遊びしま書」の展覧会には,まだ入門3カ月という団塊世代男性も参加していた。実は彼の一番の趣味はエレキギターだった。それが,なぜ,書? まったく方向の違う世界に目を向けたその心境を聞いてみた。

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