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充実生活見つけた
還暦過ぎてシャンソン歌手デビュー<その1>~女性ジャーナリストが叶えた若き日の夢~
2007/02/05

 20代に追いかけた夢を覚えているだろうか。一度はあきらめかけたその夢に向かって,50歳を超えてから再びチャレンジした女性がいる。それはシャンソン歌手になること。そして還暦を過ぎてプロになった。今回は,夢をつかんだその軌跡を追ってみよう。

 女も男も,夢をかなえる権利を持っている。その気になれば,いくつになっても夢は実現するのだ。そして,次回は,意外にも,シャンソニエ(シャンソンのライブハウス)で夜な夜なシャンソンにのめりこむ熟年紳士たちの生態もお伝えしたい。

60過ぎの新人歌手

シャンソニエ「Qui」

 スポットライトが照らし出すステージで,スパンコールをあしらった黒い衣装をまとい,情念をしぼり出すように歌いはじめた宮淑子さん。ここはもうすぐ開店40周年を迎える新宿三丁目の老舗シャンソニエ「Qui(キ)」。歌うは,名曲「アドロ」。張りのある声と,情感たっぷりな表現に思わず引き込まれる。薄暗い店内で,そこだけが情熱の坩堝(るつぼ)のような力強いステージだ。


宮さん

 宮さんは今年62歳。2006年3月,還暦を過ぎてからプロのシャンソン歌手になった。「まだまだ新人なんですよ」と笑う宮さんだが,聴衆を魅惑する歌いっぷりはベテラン歌手も顔負けだ。そして,姿も声も,とても若々しい。

 宮さんの本業は,女性や教育問題を論じるジャーナリスト。「セクシャルハラスメントという言葉と現象を世に広めたひとりです」と笑いながら,歌の合間に自身を紹介する。短大では若い女子学生に向けて「女性学」の講義も受け持ち,フェミニズムを中心としたジャーナリズムの最前線に今も身を置く。にもかかわらず,なぜ,シャンソン歌手になろうと思ったのだろう。しかも,目指したのは趣味を超えたプロの歌手である。その道のりを聞いてみた。


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