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自然風景を撮り続けるアマチュアカメラマン<その2> ~「写真中心の生活を送る」を実現~

CD-ROM写真集「風景浪漫」を手作り

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 思わぬ副産物も生まれた。出版記念パーティーで,写真集をパソコンで構成し放映したところ,大好評だった。そこで,写真集に掲載した以外の作品も含めた合計180点を収録したCD-ROM写真集を作ってみた。こちらのタイトルは「風景浪漫」。BGMを聞きながら,自動的に写真が次々と交代で現れるスライドショー形式で,約20分間,写真を鑑賞することができる。諸谷さんは,多くの人に作品を見てもらいたいと,この手作りオリジナルCD-ROMもネットで販売している。

 2005年5月には,石川県白山市で写真集の出版を記念して6回目の個展を開催した。写真集に掲載の78点の中から,インクジェットプリンターでプリントしたものが中心の展示で,従来の印画紙のプリントとは趣が違う。来場者からは,プリンターはなにを使っているのか,和紙へのプリントはどうすればいいのか,デジカメで写したのか,などといった質問が多く寄せられ,カメラ愛好者の中にも,デジタルへの関心が高まっていることを実感した。

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 諸谷さんは,写真集を作るにあたって,パソコンを使って写真を加工したり,レイアウトしたりという作業を経験し,パソコンにも詳しくなっていた。カメラも今やデジタルに移りつつある。それ以来,カメラマンに必要なものは,「デジカメ,パソコン,車」というのが,諸谷さんの持論である。

 最近は,それにネットが加わる。というのは,こんな経験をしたからだ。作品を掲載した風景写真ギャラリー「風景浪漫」は,諸谷さんが自分で作り,メンテナンスも自身で行っている。ある日,諸谷さんのサイトを見た若い女性からeメールで連絡が入った。自分はまもなく,海外旅行中のキリマンジャロで出会った人と結婚する,ついては,結婚式の写真を,ぜひ,諸谷さんに撮ってもらいたいというのだ。

 なぜ,私に?という疑問に,その女性は「諸谷さんの写真をサイトでみて,自然がいっぱいのキリマンジャロで出会った自分たちの結婚写真のカメラマンにぴったりだ」と思ったというのだ。諸谷さんは自然風景専門の写真家であり,仕事で人物やイベントの写真撮影はあまりしたことがない。どうしようかと悩んだが,女性が非常に熱心だったこともあり,引き受けることにした。ネットは,見知らぬ者の縁を結ぶものだということも実感した。

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