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自然風景を撮り続けるアマチュアカメラマン<その1> ~「40歳になったら趣味を持つ」を実践~

いつのまにか夫婦の趣味に

 しばらくすると,撮影ツアーには奥さんが同行するようになった。一人で行って何かあったら心配だというわけだ。初めのころは,諸谷さんが写真を撮っている間,奥さんは読書をしたり,山菜取りをしたりして過ごしていた。しかし,そのうち飽きてくる。諸谷さんにもその様子が分かり,気になって撮影どころではなくなった。

 そこで,古くなったデジカメを奥さんに渡し,撮ってみるようにすすめた。思いがけなく,奥さんも写真の面白さに気がついたようで,少しずつ撮り始めた。それからは,時々,夫婦でカメラを楽しむ日々だ。

 ホームページを開いてからは,知らない人から写真の感想や問い合わせのメールも来る。反応があると,張り合いが出る。そして,カメラを始めて10年目の1993年,初めての個展を開催した。1999年には,知り合いの推薦で,北海道の東川町での個展も実現した。今まで,地元を中心に6回の個展を開催している。中には,富山県や福井県など遠方から来てくれる人や,2度3度と訪問してくれた人などもいた。

 こうして,順調に写真という趣味を極めつつあった諸谷さんは,いつか写真に専念したいという気持ちが強くなっていった。そして,ついに...。次回は,写真に託した思いと,アマチュアの域を超えた写真集を紹介する。

(松本すみ子=アリア/シニアライフアドバイザー)
筆者プロフィール

松本すみ子(まつもと・すみこ)
早稲田大学第一文学部東洋史学科卒業。
IT業界で20数年,広報,販促,マーケティングを担当。職場での心のケアに関心が向き,産業カウンセラー資格を取得。これを機に,シニア世代の動向に注目。シニアライフアドバイザー資格を取得し,2000年,団塊/シニア世代の動向研究とライフスタイル提案,コンサルティング,執筆などを主要な事業とする有限会社アリアを設立。
2002年9月,シニア世代の仲間づくり・活躍の場づくりの会「おとなのオピニオンコミュニティRyoma21」を主宰。
2004年,NPO法人おとなの暮らしと仕事研究所となる。日経BP社の情報サイトnikkeibp.jpにて「団塊消費動向研究所」を連載中。
著書に,「自分分析!つまらない毎日なら『好きな』ことで独立しよう」,「心理系の仕事を見つける本」などがある。
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