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充実生活見つけた
デジタルと古典の融合<その1> ~竹とんぼ,セカンドステージを舞う~
2006/03/20

 堀池喜一郎さん(65歳)は,現在,「どこでも竹とんぼ教室を!リーダー会」を率い,竹とんぼ教室の普及に取り組んでいる。しかし,実は,知る人ぞ知る存在だ。NPOとして先進的な活動を行い,各方面から注目を浴びた「シニアSOHO普及サロン・三鷹」を立ち上げ,その中心メンバーとして,会を育てあげた人物なのである。

 多忙な理事長としての役目を後輩に譲り,もう一度,原点である竹とんぼの活動に戻った今,堀池さんの人生は,また違った輝きを放っている。2回にわたりリタイアした後の人生に,堀池さんがどんな思いで何を手がけてきたか。その活動の軌跡を紹介する。

竹とんぼで文部科学大臣賞を受賞

堀池さん

 「棒を両手で挟んで,軽く,押し出すようにしてごらん…」。4~5歳ぐらいの女の子が,竹とんぼ教室のメンバーに声をかけられている。何回か失敗した後,見事に軽く,ふわっと飛んだ。

 「うわぁ!」と,思いがけず飛んだことに驚く女の子。「あ,飛んだね! よく飛んだねぇ。いまのコツを忘れないようにね」。興奮で頬を赤くした女の子は,大事そうに竹とんぼを握り,笑顔でコクンとうなづいた。

 「葛飾区郷土と天文の博物館」では,その日,NPO法人「葛飾アクティブ.COM」による竹とんぼ教室が開かれていた。今,こうした竹とんぼ教室が全国各地で開催されている。教室開催のためのノウハウを学ぶ「リーダー講習」があり,受講するとリーダーに認定される。すでに,全国に800人以上のリーダーがおり,それぞれの地域で竹とんぼ教室を開催しているという。

 この仕組みを作ったのが堀池喜一郎さんだ。堀池さんの肩書きは「どこでも竹とんぼ教室を!リーダー会」幹事であり,三鷹と世田谷の「どこでも竹とんぼ」(以下,どこ竹と略)幹事でもある。さらに,NPO夢育支援ネットワークの理事,NPOシニアSOHOの顧問も務める。

子供を指導するメンバー

 堀池さんの特徴は,こうした活動それぞれにインターネットをうまく活用していることだ。インターネットの利用で,「どこ竹」の活動もあっという間に全国レベルに広げることができた。その功績が認められ,2006年3月,国が主催している「インターネット活用教育実践コンクール」で,文部科学大臣賞を受賞したのである。

 堀家さんは,こうした成果をもたらした活動の原点は同窓会活動だったと語る。それが時代と呼応するように,次々とチャンスをつかみながら発展していく。その軌跡は,これから定年を迎え,地域で活動していきたい世代にも,大いに参考になるだろう。


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