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充実生活見つけた
地域は今こそ団塊の力を求めている!<その2> “日曜農家”をきっかけに「団塊サミット」開催
2006/02/06

 自分でも予期せぬうちに,北鎌倉の街づくりや景観保護活動に取り組むことになった野口稔さん(58歳)は,1948年生まれのまさに団塊世代。前回紹介した景観活動をきっかけに,大手通信社勤務という激務の合間を縫って,次々と新しい発想で地域の活動に取り組んでいる。そこには,ひとつのキーワードがある。活動の原点となっているその思いは「地域に還元する」ことだ。

「自然に帰る時期」がやって来た

野口さんが育てたブロッコリー

 「ブロッコリーって,こんな風に生えるの,知ってましたか?」――。大根やブロッコリー,ネギが見事に生え揃った畑で,野口さんは言った。指差す先に,輪状に見事な葉を広げ,中心部に花蕾(からい)が丸くなっているブロッコリーがあった。店で売られているものは葉の部分がほとんど切り落とされてしまっているので,確かに,この状態のものにお目にかかる機会はない。実はここ,野口さんの畑なのである。

 「ほんと,畑って面白いですよ。有機栽培30年の農家に弟子入りをして,土作りから学びました。通信社の勤務は不規則ですからね。シフトで休みになる日や,出勤前の時間を使って野菜作りをしているんです」。

野口稔さん

 丸々と,女性の足ぐらいありそうな大根が揃った様を満足そうに見ながら,野口さんは言う。「ここで一汗かくと,体内時計がリセットされるというんでしょうか,すごくスッキリするんです」。今はこの作業も,野口さんにとって生きがいの一つだ。

 野口さんが“日曜農家”となったのは,北鎌倉に家を建てた頃だった。その時期に,「北鎌倉湧水ネットワーク」に象徴される自然への回帰,そして,農や土地への回帰,そうしたことが相前後して起こったのは不思議であり,今思えば“そういう時期”だったような気もしている。

 波紋のように,活動は活動を呼ぶ。「北鎌倉湧水ネットワーク」として活動を続ける中,もう一つのテーマが飛び込んできた。それが「団塊サミット」である。

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