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充実生活見つけた
プロ並みでもあえて趣味にとどめる蝶に導かれた2つの生き方<その2>
2005/12/19

 幼い頃から蝶に魅せられ,生態のビデオ撮影では第一人者との評価を得ている羽生光一郎さん(56歳)は,会社人生と趣味を見事に両立させてきた人である。2回目となる今回は,広告代理店や不動産管理会社という多忙な業種の中で,どのように趣味を継続させてきたのかにスポットを当てて聞いてみた。

趣味は人生の3分の1と割り切る

 プロにも賞賛される研究と作品作りを続ける羽生さん。自分でも「蝶のある特定分野ではリードしている」と自負を持っている。そこに至るまで,研究のための時間がもっとほしいとか,思ったような研究ができなかったという悩みはなかったのだろうか。

羽入光一郎さん

 意外にも,今まで仕事と趣味の両立に悩んだ経験はあまりないのだという。普通なら,プロからも高評価を得るほどの腕前を持つようになるには,時には仕事がおろそかになったり,家族を犠牲にしたりといったことが起こるものだ。

 「簡単なことですよ。自分の中で,時間をはっきりと分けているからです。そして,それぞれの時間を過ごしているときは,ほかの事を考えないように割り切ることですね」。

 会社にいるときは,蝶や登山,バイクのことは一切考えない。また逆に,山で蝶の姿を追っているときには,仕事のことはまったく考えない。家族と過ごしているときも同様だ。

 「私は人生を3つに分けて考えています。“自分のため”と“会社のため”,そして“家族のため”。どれも私には欠けてはいけないものなんです。蝶やバイクなどの趣味は“自分のため”。でも,それは人生全体の3分の1でいい。若い頃からそういう割り切りを訓練してきました。それが身についてしまっています。長続きする秘訣といえば,これでしょうか」。

 時間を区切るだけではない。同時に,気持ちをしっかり切り替えることも必要だ。サラリーマンだから,どうしても土日に出勤しなければならないときがある。そういう時にはオフをすっぱりあきらめ,仕事に専念する。未練たらしくダラダラと気持ちを引きずることはしないように自制するのだ。こうして,3つの人生をバランスよく回してきた。だから,会社からも家族からも,趣味に関して文句を言われたことはない。

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