「鉄ちゃん」の生態分析本で新境地を開く
奥さんのサポートも得て,野田さんの作家活動には,ますます弾みがついてきた。引き続き平凡社新書からは,グッと身近に日本の鉄道を紹介した『にっぽん鉄道旅行の魅力』(04年)を出版。その第2弾として,05年10月には,新刊『にっぽんローカル鉄道の旅』が出たばかりだ。 2005年はこのほかに,5月に『素晴らしき哉,鉄道人生』(ポプラ社),8月に『列車で巡るドイツ一周世界遺産の旅』(角川oneテーマ21新書)と刊行した。特に,『素晴らしき哉,鉄道人生』は,「撮り鉄」,「乗り鉄」,「収集鉄」,「模型鉄」と,タイプ別にマニアックな「鉄ちゃん」の生態を分析したユニークな本。野田さんの新境地が開かれた。 「私は鉄道模型づくりや収集もやってましたが,どちらかといえば『乗り鉄』の分野に入るでしょうか。だけど,求道的な『乗り鉄』はかないません。彼らは想像を絶しますよ。とにかく1分1秒でも余計に乗っていたい。1日でどこまで乗れるか。2分,3分の乗り継ぎ時間を走って,連続してもって行きます。へたすると夜中まで乗るんですが,夜行で寝てしまうと,『絶えず両側の景色を見る』という掟に反するから,一晩中起きてる。楽しいかって? 楽しくないですよ。でも,求道者ですから(笑)」。 ![]()
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