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50歳からの資産運用
趣味の鉄道旅行を実益につなげ旅行作家に<その1>
2005/10/31

 趣味と実益を兼ねるのは,定年後の過ごし方として理想のひとつ。とはいえ,単に「趣味が高じて…」だけでは仕事に結びつかない。趣味を同じくするその他大勢から一頭地を抜きん出る,何かしらの“売り”が必要だ。

 例えば,鉄道と旅行が趣味という人は山ほどいるだろう。だが,ヨーロッパの鉄道に詳しく筆が立つとなれば,そこに希少価値が生まれる。都立高校で英語を教える野田隆さん(53歳)は,すでに,ヨーロッパの鉄道旅行などの著書を8冊も出した旅行作家でもある。「定年後は本格的に作家としての活動に専念したい」と話す。

鉄道の魅力は「線路は続くよ,どこまでも」のロマン
野田隆さん

 鉄道マニアのことを親しみ半分,からかい半分でよく「鉄ちゃん」と呼ぶ。そもそも男の子は誰でも多かれ少なかれ,電車や汽車が好きなものだ。「鉄ちゃん」とは子どものころの気持ちを,そのまま大人になっても持ち続けている人たちのことだろう。野田さんの場合もまた,鉄道に魅かれたきっかけは幼いころまでさかのぼる。

 「生まれが名古屋なんで,昔の国鉄・中央線がなじみ。名古屋の中央線といえば単線で,木曾の山へ行く蒸気機関車のD51でした。親に手を引かれて,踏み切りで汽笛を聞いて煙を浴びたのが不治の病になったというところでしょうか」。

 野田さんは教師になって4年目の夏休み,ヨーロッパへ1カ月の旅に出た。旅行者からの情報に基づいたガイドブックとして評判を呼び始めていた『地球の歩き方』を片手に,イギリス,フランス,ドイツ,オーストリア,北欧へと鉄道を乗り継いでの一人旅だった。

 「2本のレールの上をどこまでも走る。鉄道旅行のときめきは,そこに尽きますよね。同じ乗り物でもバスやクルマはダメ。やはり線路がないと。ずーっと先を見て,あの山を越えてどこまで行くのかなあ,とロマンを感じるじゃないですか。クルマと違って不便だけど,列車の時間を調べて駅まで行き,待って乗るというプロセスが大切なんです」。

野田隆さん
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