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充実生活見つけた
“絵と自転車”と出会い 仕事人間がたった4年で劇的変化<その2>
2005/10/10

 典型的な仕事人間だった佐藤健人さん(53歳・大手建設会社営業部勤務)が,奥さんの勧めで絵を習い始めて4年,仲間の誘いで自転車と出会って2年がたった。そのいきさつは,前回紹介した。

 今回は,ふたつの趣味が佐藤さんを別人に変え,豊かで確かな定年後への設計図を描くまでになった様子を紹介する。佐藤さんにとって,もう定年はこわくない。

週末は自転車で,奥多摩や軽井沢へ

 最初に買った自転車はマウンテンバイク。しかし,サイクリングロードで後ろから来たロードバイク(道路競技用の軽量自転車)に次々と追い越されるのが悔しくてたまらない。2004年8月,新しくロードバイクを買った。以来,佐藤さんの自転車熱は一気に過熱する。

 「最初,自転車はあくまでもスケッチポイントからポイントへの移動手段だったんです。ところが,そのうち自転車で走ること自体が面白くてしょうがなくなりました。この時期から,楽しみの比重がスケッチよりも自転車の方が大きくなっていきましたね」。

佐藤健人さん

 雨が降らない限り,土日のどちらかは自転車で出かける。走る距離はだいたい往復60キロメートルから100キロメートル。自宅のある埼玉から,多摩湖,江戸川の土手,荒川の河口,熊谷の森林公園など,行き先はハンドルの向くまま,気の向くまま。走りながら「ここだ!」と直感すると,自転車を止め,ヒップバックからスケッチブックを取り出す。そして,おもむろに,ペンを走らせる。

 「ときどき電車で奥多摩や軽井沢方面に遠出もします。自転車の両輪を外して持ち運び用の袋に入れれば,楽にかつげますから。今年の夏は青梅まで電車で行き,そこから自転車で峠を越えて名栗村から秩父,そして飯能へ下ってきました」。

 こんなふうに,土日の過ごし方は以前とがらりと変わった。木曜日ころから週末の天気が気になってしょうがない,計画を立てる金曜日の夜から気分はすでに高揚しはじめる――あまりの変わりように驚いているのは,奥さんよりも佐藤さん自身なのである。

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