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充実生活見つけた
定年後はスターをめざせ!<その2>
2005/08/29

 前回は,定年後を「チャンス」と捉え,今まで挑戦できなかった世界――芸能界――にチャレンジしている人が,意外に多い現状を伝えた。今回は,実際に,定年後に芸能界デビューを果たした2人の男性の体験談とレッスン風景をレポートする。

 会社とはまったく異なる世界。そこには,どんな喜び,楽しみがあるのだろうか?

芸能界デビューを宣言して,退社!

 キリッとした眉と表情が特徴的な足立照男さんは1954年生まれ。いわゆる団塊世代より数年若いが,すでに会社はリタイアしている。芸能界デビューを果たした今は,「ぴったんこカン★カン」や「中居正弘の金曜日のスマたちへ」をはじめとする劇中ドラマ(再現ドラマ)を中心に,数多くの番組出演を果たしているシニアタレントだ。

‐‐定年前に退職されたのは,なぜですか。

足立照男さん

「退職する前は,会社の役員をしていました。でも,社長と経営方針をめぐって対立していて,もう決定的にだめな状況に。『今後,どうすべきか?』と考える毎日でした。そのとき,バーディ企画の“シニアタレント募集”という新聞広告に目が留まったんです。自分でも躊躇したのですが,そんな状況を見ていた女房が『やってみたら?』と肩を押してくれました。それで,思い切って応募したのです」。

‐‐奥様のほうがタレントになることに積極的だった?

「いや,たぶん冷やかしだったと思います(笑)。でも,私自身も昔からエンタテインメントの仕事に憧れていました。書類を出したら,運よく研修生になれたというわけです。それで,会社を辞めることにしました。それが2年前です。社の人間には『これからタレントになるから』と言い放って辞めましたよ」。

‐‐それはすごい!

「もう会社には未練はなかったですね。それにやるなら本気でやろうと思っていましたし。一度きりの人生だから楽しく生きようというのが私の持論。人生の中でも多くの時間を過ごす会社が楽しくなかったら,楽しめるところを探して動いていいんだというのは,私が部下に言ってきたことでもあったんです。自ら,それを実践したということですね。

 だから,バーディ企画での研修中のいろいろな経験も,つらいと思ったことは一度もないです。今までとまったく違う世界のことを教わるわけですから,すごく刺激を受けるし,大変なことがあってもかえってやる気が出ましたよ」。

 足立さんは2カ月の研修を経て,オーディションに挑戦,見事合格を果たして以降,本格的にシニアタレントとしての道を歩み出した。会社での辛い立場から,自分でも予想外だったタレントへの転身。しかし,会社仲間に宣言したとおりのタレントデビューを果たした今は,心のうちに小気味よさを感じているところでもあるだろう。新しい世界を楽しむ余裕も出てきた。自身の経験を糧として,シニアタレントとしての味わいをどう出せるか。活躍はこれからだ。

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